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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
虹_1
「まっ…きの……」

時計を見ると4時を少し回ったところ。
珍しく背中まで汗でぐっしょりと濡れてる。

ずっと夢の中で真っ黒ストレートの髪の女が俺を見る。
何度夢の中に出てきてもそいつが誰なのかは分からなかった。
18才の時に暴漢に襲われて記憶を一部欠如した。
そしてそのまま言われるがままにババァによって強制的に連れられたNY。
そこでババァの後継として「氷の貴公子」とあだ名を付けられ今に至る。

俺は…
一体何をしていたんだろう。
最愛の女の、牧野のことを忘れて…
言われるがままにNYに飛んで…

「クソっ」

自分に腹がたつ。
ジッとしてらんねぇ。
グラスの割れる音で正気に戻った。
死んだ俺の細胞が今生き返る。
とりあえず…
スマホを手に持ち、番号をタップした。

数度コールをしても一向に出やがらねぇ。
イライラが募る。
5コール目で声が聞こえた。

「遅せぇぞ」
「なんだよ司。俺、これから会議なんだぞ?」
「オメェのスケジュールなんか知るかよ」
「相変わらずだな…で?用件ってなんだよ?」
「……」
「司?」
「なぁあきら、牧野どうしてる?」
「牧野?」

あきらが驚き声を出した。
そんな驚くことかよ?
想定内じゃねぇのかよ?

「司、記憶戻ったんか?」
「ああ」
「間に合ったんか…一応」
「なんだよ?」

あきらの返答が腑に落ちない。
奥歯に何か挟まったような…そんな言い回し。

「言えよ」
「…司、牧野の現状を聞いてどうしたいんだ?」
「……」
「その答えによっちゃ言えねぇ」
「牧野を手に入れるに決まってんだろ?」
「その言葉に二言はねぇよな?」
「当たり前だろ?」
「なら言うわ」
「ああ」

あきらの息遣いが電話越しに聞こえる。
俺も固唾を呑む。
そしてあきらからの言葉に俺は一瞬何を言われたのか理解出来なかった。

「牧野はな、1週間後に結婚する」

俺はどうすればいい?
白か黒。
YESかNO
答えは決まってる。

牧野…
おまえの未来はこの瞬間からこのオレ様から逃げられるわけなんてねぇだろ。
今からとっつかまえにいくから覚悟しろ。







==========
中編?やっと日の出を見れました。
司祭です!
ちゃんと8/30お祝いしてきました。
すごい雨で…服は透けるし水絞れるわ…
開演ギリギリに入場になるわ…
散々だったけど楽しかったです。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/09/01(日) 10:35:37 | | [編集]
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