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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
虹_5
「はい」
「一応コーヒーだな」
「一応とはなによ、ちゃんとブルマンだから!」
「これ…どした?」
「バレた?類からお土産。お茶が良かったら入れるよ?」
「どうせ総二郎とこのだろ?」
「そ、西門流御用達のお茶。紅茶もあるよ」

牧野から出されたコーヒーは香りからして最高級のものだ。
こいつがそんなのを買うとは到底思えなかった。
ともすれば類か?
ビンゴだな。

「ねぇ」
「なんだ?」
「あのさ…夏休みってどういうこと?」
「言葉通りだろ」
「仕事は?忙しいはずなんじゃないの?」
「ああ分刻みだな。でもよ…俺にだって休む権利はあんだろ?」
「まぁね」
「おまえは?仕事あんだろが」

知ってて聞いてやる。
先週寿退社したばっかってことはあきらから聞いた。

「……」
「どうなんだ?」
「辞めた」
「暇なら俺の仕事手伝えよ。おまえ語学出来んだろ」

そんなデケェ目して驚くことねぇだろ。
牧野は語学ができることを内緒にして就職してた。
ごくごく一般的な女子大生として。
在学中に類たちから数カ国語マスターさせられてたとも把握してる。
なのに…
蓋を開ければ堅実ではあるが普通の会社での一般事務員。

「あのさ…」
「なんだ?」
「あたしと道明寺ってあたしが17才の時に別れたよね?」
「俺は別れるとは言ってねぇ」
「でもさ、失せろって言われたらそう取らない?」
「それはおまえの主観だろ。俺は違う。それに思い出した」
「何を?」
「牧野、おまえのことに決まってんだろ」

じっと牧野を見つめた。
俺が見てんのに赤くもならなけりゃ嬉しそうでもねぇ。
どっちかってーと人を疑う目だ。

「うん、ありがと道明寺」
「おぅ」
「でもねあたし…」
「なんだ?」
「あたしさ…来週結婚すんの。だから悪いけど帰って」
「俺の夏休み、俺はおまえと過ごしたい」
「無理。相手に隠し通せない」

そりゃ普通そうだろ。
結婚を控えた女の住むマンションに転がり込む牧野の言う元カレである俺。
でも俺はこの1週間でおまえを手に入れると決めたんだ。
この最大級の進退を掛けたプロジェクトを自らダメにするはずなんてねぇだろ。
ババァにタンカまで切ったんだからな。

「別に友達がNYから遊びに来たとでも言やぁいいだろ?」
「……」
「同棲してるわけじゃねぇんだろ?」
「そりゃそうだけど」
「ならいいじゃねぇか」
「よくない!」
「おまえって意外と固いな」
「固いとかそう言うこと言ってない!」
「その相手が夜泊まりにくるからか?」
「…違っ。彼は、そんな下世話じゃ」

は?
一瞬間があったのを見落す俺じゃねぇぞ。
なんでそんなに泣きそうなんだよ。
普通結婚を控えた女って嬉しいんじゃねぇのかよ。

俺はコーヒーにもう一度口をつけながら牧野を見つめた。







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さぁて。
司の怒涛の攻撃?が始まるかな(笑)
はぁ…急遽CDを購入しまして懐が寂しい(苦笑)
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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