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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
虹_19
「おはよ」

いつもの癖で…
というかひとりごとなんだけど。
まさかはじめてのこの挨拶が道明寺だとは思ってもみなかった。
ううん。
17才の時はこれを望んでた。
えらく時間がかかっちゃっけど。
そっと彼を起こさないようにベッドから出る。
着てたスーツもしわくちゃだ。
ホテルならアイロン置いてるよね?
道明寺が着てたシャツを纏いバスルームに向かった。
こそっと借りて着た姿を見られてるとも知らずに。

熱いシャワーで頭を覚醒させる。
今日は…夜に彼と佐藤さんと話さなきゃいけないし。
備え付けてある鏡で自分で自分にエールを送っった。

「どうにかなる!うん」
「何がどうにかなるだ?」

鏡越しで見る道明寺に空調で引いた熱が再び体に戻ってくる。
何なの?
この道明寺の色気。艶麗な感じ?
西門さんじゃないよね?
言葉悪い言い方するとすごくエロいんだけど。
妖艶な雰囲気を醸し出すって…。
体全体から火照ってくる。

「なんでも、ない」
「ふーん、まぁいいわ。バスタオル巻くならローブ羽織え」
「あたしそんなお嬢さまじゃないもん、これで十分」
「朝から俺を誘ってんのかと思うぞ」
「アンタの変換が間違ってんの!」

それよりも服…どうしよう。
こいつの臨時秘書が皺くちゃスーツ着用はダメだよね。
買いに行く?でもどこに?

「服ならクローゼットに入ってるから好きなん着ろ」
「えっ⁈」
「今日はスーツじゃなくっていいからよ。俺もカジュアルにするし」
「仕事は?」
「休みだって言ってんだろ!」

そう言って道明寺はバスルーム、あたしはクローゼットへ。
入ってみるとあたしが着たかった服がこれでもかってくらい収められてて、顔がニヤける。
クロップドパンツにざっくりニットを選んだ。
ニットでもノースリーブタイプ。
羽織はロングカーディガンか薄いジャケット。
やっぱり素材が良いからなのか手触りバツグン。

「おっ似合うな」
「そう?」

面と向かって言われると嬉しい。
彼とデートするときはいつも言われていたけど…嬉しかったのは最初だけ。
道明寺もそうなのかな?と思っちゃうんだけど、きっと違う。
むしろあたしに似合うのを知ってるから。
道明寺に背を向けて言葉を続けた。

「今日の夜に話してくるね」
「俺も行くか?」
「絶対にダメ!ちゃんと話してくるから、ね?だから戻ってきたら褒めて(笑)」
「向こうに非があんだから、牧野おまえは一切譲るんじゃねぇぞ」
「うん」
「俺なら5分も掛らねぇけどおまえなら1時間くれーか」
「そんなにかかんないよ!」
「否、男の方が納得できなくてズルズルいく。1時間経っても戻ってこねぇなら問答無用で行くからな」
「問答無用って言葉、知ってたんだねぇ」
「アホか!おまえは俺の女なんだ、そこんとこブレんじゃねぇ」

ブレるわけない。
もう彼には愛情はない。
結婚前なら好きで好きで仕方ないってなるけどそうじゃない。
だから彼への好きな気持ちはニセモノで道明寺への気持ちはホンモノ。
それはちょっとした仕草ですら頬を染めてしまうから。
自然と目で追ってる自分がいい証拠だ。

「そんなにあたしのこと好き?」
「ああ好きだ。当たり前なこと聞くんじゃねぇよ」
「あはは」

笑い事じゃないけど至極真面目に言う道明寺を見て笑みがこぼれた。
こんな朝を迎えられたことに感謝しなきゃね。






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台風の影響が凄いですが、皆さま大丈夫でしょうか。
これ以上被害拡大しませんように。

司のエロさはきっとつくしあってのものなのだと思います。
もうF3に言わせるとダダ漏れ?
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/10/16(水) 08:27:38 | | [編集]
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2019/10/16(水) 11:20:25 | | [編集]
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