FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
虹_23
もう一度昨日のお店で橋本さんと佐藤さんに会う。
今日はあたしの方が早く席に着いていた。
そしてその後ろには昨日のSPさんカップル。

「つくし、お待たせ」
「お疲れさま。佐藤さんもすみません」
「いえ、こちらこそ」

隣同士で座る2人を見て怒りも呆れもない。
これが今のあたしの答えだ。

「えっと担当直入に言いますね。あたし、橋本さんに婚約指輪もお返ししました」
「つくし!」
「お式自体もお付き合いも白紙にしてほしいんです」
「牧野さんはそれでいいんですか?」
「冷静に考えた結論です。次はないって橋本さんは言い切りましたけどそれは信じられません」
「つくし、本当に次なんてない!」
「佐藤さん、もし同じことを橋本さんがしたらあなたならどうしますか?」
「もちろん怒ります。でも最後は許すと思います」
「その違いです。あたしは許せない。それが答えです」

普通にそしてにこやかに話せたと思う。
橋本さんはずっと俯いていたけど。
佐藤さんは視線をずっとあたしに向けてる。

「お式と二次会のキャンセル費用に住む予定だったマンションの解約費用はあたしが持って構いません」
「100万くらい掛かるぞ。そんな高額な費用をつくしにだけ負担させられない」
「ありがとう。でも言い出したのはあたしだから」
「あの!」
「佐藤?どうした」
「もし牧野さんさえよければ私がそのマンション住んでも良いですか?」
「それは構いません。橋本さんさえよければ」
「佐藤?俺…」
「あたしが言うのも何だけどきっとあたし以上に佐藤さんなら橋本さんを大事にしてもらえると思う」
「つくし」
「だから幸せになって」
「牧野さん、本当にすみません」

もう一度佐藤さんはあたしに頭を下げた。
それから橋本さんにはご両親にあたしとの結婚は無くなったと伝えてもらった。
明日改めて説明に行くと言う。
あたしも一緒にと言ったけどそれは断られた。
代わりに佐藤さんが一緒に行くみたいだ。
話に出た二次会のキャンセル費用はあたしが持つことで話を終えた。

「そういえば昨日、つくしは何語話してたんだ?」
「昨日?フランス語かな。途中イタリア語になってた」
「でも履歴書…」
「ごめんなさい。本当は違ってて数ヶ国話せる」
「そっか…つくしってキャリア志向だんたんだな」
「そうでもないんだけどね。橋本さんごめんなさい、そしてありがとう」

そう言ってあたしは席をたった。
本当にこれが最後。
橋本さんには幸せになってほしい。
あたしが道明寺に幸せになってほしいと思うくらいに。
今、無性に道明寺に会いたかった。

あたしは…
数年ぶりにつけた土星のネックレスを仕切りに手で触っていた。

「おせーぞ」
「道明寺。待ってなくてよかったのに」
「こんな時間におまえをひとりになんてさせられない」
「心配性だなぁ。まだ9時前だよ?」
「関係ねぇよ」
「そっか…」
「それはそうと、それ…」

道明寺が指差した先にはあたしの大切な宝物の土星のネックレス。
それを見つけて道明寺の顔がほころぶ。
あたしは道明寺のエスコートで車に乗り込む。

「気付いた?」
「ああ…持っててくれたんだな」
「うん、あたしの宝物だもん。昔の男に貰ったプレゼントをずっと持ってるって…普通いやだよね」
「俺は嬉しいぞ」
「そう?引かない?」
「引くわけねぇ。すっげぇ嬉しい」
「これからも付けてていい?これ」
「当たり前だ!」

嬉しそうに言う道明寺がとっても可愛く見えた。
普段表情なんてないに等しいのにね。
こんな表情を見れるのってきっとあたしだけの特権なのかなと思うとあたしまでもが嬉しくなった。







==========
少し短いですが。
すっごいつくしちゃんて他人には淡白?
まぁ道明寺以外ならそれは正論かな。
もうすぐ10月が終わっちゃいます。
早いなぁ
==========
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019/10/25(金) 15:00:03 | | [編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する