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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
虹_25.5
少しだけ時間軸巻き戻します。











牧野との電話を切って少しの間、スマホの画面を凝視した。

「マジかよ…」

燃え上がる高校生の頃の恋愛。
だけど司と牧野はそんな甘い恋愛なんかじゃない。
鉄の女である司の母ちゃんの妨害に合い、暴漢に襲われ記憶を無くし。
んとにジェットコースター並みの恋愛だった。
それでも司は幸せそうだった。
それが想いが強すぎて牧野の記憶を無くし別れることを余儀なくされて…。
でもようやく落ち着くとこに落ち着いたって感じか。

「俺ならそんなややこしい恋愛なんてしねぇわ」

そりゃ学生の頃は1000人斬りをするってバカな目標を立てたりしてた。
恋愛は自由、結婚は不自由。
俺らの中じゃこれが普通。
けれど、牧野たちにとっちゃ普通じゃない。
手を伸ばした先にあるタバコに火を付ける。
そして煙を吐き出した。
灰を灰皿に落として、あきらの番号をタップした。

「あきら、オレ」
「総二郎?どうしたんだよ」
「いや、牧野からさっき連絡貰ってさ」
「おまえんとこにも?俺のとこにもあったぞ」
「へぇ…牧野なんだって?」
「結婚破談になったからキャンセル費用の払い方教えろって」
「はは、あきらんとこもか」
「そういう総二郎んとこもだろ?」
「おお、んでもって牧野、道明寺で働くらしいぞ」
「マジか!!」
「マジマジ。類曰く牧野の超絶似合わないウエディングドレス姿の写メ密かに楽しみにしてたんだよなぁ」
「俺もだ。つーか、俺ら呼ばれなかったからな」
「薄情なやつだよな牧野」

司を除くF3の3人全員を呼ぶと思ってた。
けど蓋を開けてみると類ひとり。
それには牧野曰く理由があって、俺ら3人が揃うと花嫁が霞むかららしい。
それに俺は週末は茶会、あきらはこの時期はイギリスって聞いていたからだと。
類に至っては、逆に呼ばないと拗ねるからって理由で呼びやがった。
マジ笑うっちゅーの。

「なぁあきら、類ってご祝儀の金額の相場知ってたんか?」
「いや、知るわけねぇだろ類なんだから」
「だよな…」
「きっと田村辺りが相場の金額の祝儀袋持たせるんじゃねぇか?」
「でなきゃ類のことだ、フランスの片田舎にある別荘とかを贈りそうだな」
「総二郎、それ笑えねぇ」
「牧野と司の時は全く気にしなくていいから楽だよな」

今ごろ司たちはベッドで仲良くしてるはず。
一度、決壊を壊した司ならもう止まらねぇはず。
今まで我慢してたのが信じらんねぇし。
愛して止まない牧野を手に入れた司は今や最強だろ。

「あきら。司と牧野はいつ結婚するか賭けねぇ?」
「おう、いいぜ」
「じゃ俺は…牧野の誕生日に50万」
「俺は…年明け司の誕生日に50万な」
「負けても恨みっこなしだぜ、あきら」
「ああ、類はどうする?」
「一応LINEしとくか」

声掛けなきゃ類のことだ、拗ねるしな。
拗ねた類を軌道修正するのは多大な労力がいる。
俺らの賭けの内容を書いて送る。
すると普段なら既読スルーのくせに類は乗ってきた。

「それはねぇだろ類」
「総二郎、類なんだって?」
「週明けに結婚するに100万だと」

さすがに司が猪突猛進だとしてもそりゃねぇだろ?
だけど今の司と牧野ならそれくらいするか?











「どんな結果になろうとも俺ら猛獣から解放されるんだし?」

あきらと今度司と牧野を呼びつけて吐かせようぜって言って電話を切った。
司のようにひとりの女に執着するってのは昔の俺には到底理解も出来ねぇけど。
今なら少しわかる。
それにそれが心の奥底では司に嫉妬してんのかものな。

「さて、牧野を揶揄うためにスケジュール調整しますか」

吸っていたタバコの火を落とし、弟子のとこに向かうべく立ち上がった。









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週末、寝て食べて寝ての繰り返しでした。
疲れてたんかなぁ。
まぁ飼い犬のために奔走してましたけど(笑)
ちょこっと休息タイムです。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/11/11(月) 16:14:44 | | [編集]
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2019/11/12(火) 23:40:13 | | [編集]
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