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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
虹_29
「サッパリしたか?」
「うん」

俺が戻ると牧野は既に戻ってた。
頬と鎖骨辺りを薄っす赤く熱らせて。
バスローブから見える素肌が俺をまた元気にさせる。
休みはあと数日。
だけど終わりじゃねぇってことが最高に嬉しい。

「服なんだけどね…」
「服?クローゼットに入ってるだろ」
「うん…そうなんだけどさ、着ていいのかなって。ほら秘書のとき?は借りたけどさ…」
「全部おまえのだ、気にすることなんてねぇよ」
「いやいや気にするって」
「選んでやろうか?俺が全部」
「全部?」
「ああ、上から下まで、もれなく下着まで」
「いらない!自分で選ぶ」
「選べんのかよ?」
「うっ…」
「決まりだな」

牧野の手を取りクローゼットルームに入る。
扉を開けて似合いそうな服をパパッと見る。
今日の俺の服装を頭ん中でコーディネートしてから牧野のを選びはじめた。
俺が細身のアンクルパンツにTシャツ、その上からテーラードジャケットを羽織るとして…
カッターシャツを着るかと思ったが仕事じゃねーし止めた。

「黒のスキニーパンツにツイードのノースリでいいんじゃね?」
「このサイズはあたし入んないよ!」
「入るって!デニムじゃねぇし。夜冷えたらいけねぇしこの薄手のトレンチな」

ほら着替えろと促してやる。
本人の自覚がないだけだろ?
ちゃんスカートでもワンピースでもパンツでも似合うのを選んでんだよ。
俺が失敗なんてするわけねぇだろうが。

「入った…なんで⁈」
「そりゃサイズが合ってるからだろ?」
「こんなサイズ着たことないんだけど」
「おまえな、ちゃんと自分のサイズ知れ(笑)悪りぃけどブラのサイズも違うぞ」
「なっなんでそんなことわかんのよ!西門さんじゃあるまいし」
「総二郎といっしょにすんじゃねぇ。おまえが知らねぇだけで意外にあるぞ」

今日は俺の用事にとことん付き合ってもらう。
それは伝えずにさっさとメシ食って出かけることにした。

牧野を連れて目的地へ向かう。
車ん中で色んな話が飛び交う。
それが俺にはすげー刺激的だった。
俺が知らねぇ世界。
けど今後はこいつとならたとえ貧乏生活で耐えられる。
そして道明寺家御用達のジュエリー店に車を付ける。
牧野が付けてる土星のネックレスと同じブランド。

「ここ?」
「そ、ここ。入るぞ」

入ると同時にVIPルームに通された。
そして目の前には指輪がズラリ。

「えっと…道明寺?」
「マリッジリング選ぼうぜ。エンゲージは俺がデザインしてるからもうちょい待てよ」
「えっとえっと、意味がわかんないんだけど?」
「俺のもんだって証拠な」

ゴテゴテしたデザインだとこいつには似合わない。
それならばと最高級のダイヤを使ってシンプルにデザインしたエンゲージにしようと決めた。
マリッジは俺も付けるからいっしょに選べばいい。

「シンプルなのがいいんだろ?」
「うん」

そういうと思っていたから事前にそれを支配人に伝え今に至る。
そしてコイツが選んだのは極々何も石が付いてないどシンプルなものだった。
プラチナでも最高級品ランクのもの。
それを選ぶと思ってたからエンゲージはもちろん最高級ランクのダイヤを使ったやつにした。
やっぱり俺の勘は牧野に関してはめちゃくちゃ冴えてる。

「俺のは?」
「あ、これと同じのってあるのかな」
「こんだけシンプルならあんだろ」
「これでいい?」
「ああ、おまえといっしょでOK」

ほらな。
自分のより俺の心配って…
こういうのってどっちかってーと男より女の方がテンション高いんじゃねぇのか?
俺らは逆ってのが超笑える。

「じゃこれで頼むわ」
「承知致しました。メッセージは如何なさいますか?」
「あ…これで」

ささっと俺は彫ってほしい文字を書く。
これは俺の仕事。

「改めましておめでとうございます」
「ありがとうございます?」
「なんで疑問形なんだよ(笑)」
「展開が早すぎる」
「いいんだよ、これくらいで。ゆっくりしてると時間がもったいねぇ」
「そうなのかなぁ…」
「ああ、なら次行くぞ」

俺は牧野をエスコートしてもうひとつの店に向かった。
店に着くと予想通り牧野は発狂。
そりゃ下着の店だから驚くこともねぇ、むしろ想定内。
サイズを測ってもらうとめちゃくちゃ驚きの表情で、俺は笑いすぎて腹が痛かった。

「ほら見ろ、俺の言った通りだろ」
「うん…でもさ」
「なんだよ」
「恥ずかしくないの?」
「いや、全然?つーか、俺ソファに座ってただけだし?」
「まぁあんたにデザインで口を出されなかったから良かったかな」

牧野にしちゃ妥当なデザインだった。
色は口出したけどな。
そして俺の劇的な夏休みもあと僅か。
ゆっくり牧野と過ごす時間のカウントダウンが始まってる。
けどその先には牧野がいっしょだから俺の心は澄み渡ってた。








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先週は更新止めてごめんなさい。
またキラの調子が悪くずっと寝ずにいまして…
木曜日だけは前から決まってたコンサートのため夕方からはドーム直行しました。
実物大のお姿を堪能させていただきましてもう幸せな時間を過ごせました。
更新止めないように頑張ります
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/11/25(月) 07:42:10 | | [編集]
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2019/11/25(月) 14:11:13 | | [編集]
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