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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
マイガール_5
熱いシャワーを浴びた。
色々考えすぎて頭がどうにかなりそうだった。
シャワーを浴びたことで、すっきりしたように思う。
ジーンズにTシャツ、上から薄手のセーターと普段着に着替えて濡れた髪をバスタオルで拭く。

「そういや・・・アイツの着替えってねぇな」

泊めることは決めたけれど、それに伴う必要なものがない。
っつーか、俺には正直よくわかんねぇ。

「年齢的には司んとことの翼と同じくらいだよな」

まっ。
幸運にもお袋が好意的だから・・・何とかなるか。
サイズさえわかれば、買いに行けばいいだけの話だ。
別に懐が痛むわけじゃねーし。
時計を見ると有に1時間は経過していた。
これも一応はオフというのだろうか・・・
ふと単純なことが頭を過ぎった(苦笑)


遠くから泣き声が聞こえる。
この邸には不釣合いな・・・子供の声。
きっと禅だ。
部屋に入ると案の定、禅が起きたらしく泣いていた。

「・・・・・・何がどうなってんの?!」

西門流の家元が・・・
親父が禅を抱いてあやしている。
そんな光景、過去の記憶には一切ねーぞ。
弟の潤が生まれた時も・・・子供あやしてる素振りなんて見せたことねーじゃんか。
兄貴のときは知らねーけど。
かくいうお袋もだ。
潤の時なんて3人目だったから、結構手ぇ抜いてたはずだろ。
顔つきも威厳がある節など一切なく。
どちらかというと世間一般のじーさんの顔つきだ。

「総二郎」
「何!?あれ・・・」

親父と禅の光景を指差す。
人に指差しちゃいけねーけど、今回ばかりはそんなこと関係ねー。

「あの人、普段ここにはあまり足を運ばないのに、子供の声が聞こえたとかでここに来たのよ」
「で・・・当の禅は?」
「ちょうど起きたばかりで、ママを探して泣いていたの」
「そういうこと・・・」
「あの人ね・・・はじめは素知らぬ顔していたのよ。けれど禅くんの顔見た途端、表情が変わってね」
「・・・・・」
「禅くんを見て、自分の子供に出来なかったことをしているんじゃないかしら?」

そんな事言われても困るんだけど・・・。
親父の意図が全然読めねー。
無関心・無表情ならまだわかる。
けどそんな素振りはねーし。
禅は俺の姿が見えたようで、俺に手を差し出してきた。

「パパ、パパ・・・・」

自然と手が伸びる。
本能のように・・・泣いてる禅を親父から受取り抱いてあやした。
禅もギュッと俺に抱きついてくる。
起きてすぐの子供ってこんなに体温が高かったっけ!?
拒否りたい気持ちなんてこれっぽっちも起きない。

「起きたのか」
「パパ・・・・・・」
「泣かなくていいよ。ここにいるだろ?」
「ん・・・」

となりに親父が腰掛けた。
そして俺と禅のやり取りをみて苦笑を浮かべる。

「やっぱり、父親の方がいいのか・・・」
「親父?」
「総二郎。松岡さんには悪いが、調べさせてもらった」
「何だよ、ソレ・・・」
「偶然、街で松岡さんたちを見かけてね」
「じゃ・・・親父は知ってたのかよ?」
「折を見て話すつもりだった。まさか松岡さんが倒れるとは思ってもみなかったからな」
「そりゃ、誰だってそうだろ」

誰だって、好き好んで倒れたりしない。
優紀のことだ。
ましてやコイツがいるんだ。
少々のことでは根をあげないハズ。

「我々がどう言ったとて、松岡さんなら西門とは一切関係ないと言うだろう。違うか?」
「だろうな・・・」
「だがな総二郎。人間、知ってしまうと欲が出るもんだ」
「・・・・・」
「見合いのことは悪かったと思ってる。悪いのは断らなかった我々だからな」
「なら・・・優紀のことは反対しないんだな」
「おまえ次第だよ総二郎。それに・・・」
「何だよ?」
「実の子より孫の方がかわいいもんなんだよ」

道明寺さんのところのようにね・・・。
最後のひと言は頂けねーけど。
雨降って地固まる?終わり良ければ全て良し?っていうわけか・・・。
それも悪くねーか。

「パパ・・・」
「何?」
「このひと・・・だぁれ?」
「ああ・・・このひとは禅のおじいちゃん」
「おじいちゃん?」
「パパのパパだから禅にとってはおじいちゃん。こっちにいるのがパパのママだからおばあちゃん」
「おばあちゃん?」
「そう。禅が欲しいものを言えば、何でも買ってくれるぞ(笑)」
「欲しいもの?じゃ・・・パパ。パパが欲しい」
「俺?」
「うん。みんなにはいて、ぼくにはいないから・・・」

親父とお袋を見た。
ふたりとも・・・
反対する素振りすらしてねーとこ見れば良いってことだな。

「わかった。明日、ママのところに行ってお願いしようか」



今日いちばんの喜んだ顔をした禅を愛おしいと思った。








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家元たち反対!!とかそういった構図で最初は考えていたのですが、
何分文章力ないのでこのような流れになりました。
たしかドラマの方も、最初正宗くんのママが反対してたけど
いつのまにか応援してる内容だったかなと。
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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