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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
小話_1
「つくし!おいつくし!」

遠くから愛おしい人の声が聞こえてきた。
ゆっくり目を開ける。
すると端正な顔が目に映った。

「ん…」
「おまえ大丈夫か?」

何が大丈夫?
あたし、寝てたんだけどな。
それもすっごい気持ちよく。
夢を見てた気がするんだけど、どんな夢だったか忘れちゃったわよ。

「何が?」
「なんで泣いてる?」

言われるまで気づかなかった。
彼があたしの頬に伝う涙を拭ってくれて初めて自分が泣いてる事に気付いた。

「なんでだろ…夢見が悪かったのかな?」
「はぁ⁈どんな夢見たんだよ」

確か…
薄っすら覚えてるのがまだ結婚する前にだったような。
会いたいけど会えなくて、連絡も取れなくて…
だけど迷惑は掛けたくなくて悶々ととしてた頃。

「昔?」
「意味わかんねぇ…」
「てか、朝起きたてでタバコ吸わないで」

タバコを吸う格好は好きだけど…
心配なんだよね、激務の中でタバコを吸うのが。

「で?なんで泣いてた」
「もういいじゃん」
「よくねぇ…言え」

こうなったら否が応でも言わせる気だな。
というか逃げられるわけない…か。

「ほら昔さ、あたしもいっぱいいっぱいで司とも連絡取れない時あったじゃない?」
「あったな、いつだったか…そんなこと日常茶飯事だったから忘れたけどよ」
「それ?急に夢に出てきた」
「泣くこととどう繋がる?」
「さぁ?なんだろうねぇ」
「こら、あやふやにすんな」
「してないって…今はほらいっしょにいるじゃん」
「ああ、つってもババァといる方が長げぇだろ」

そうなんだよね。
司は激務で分刻みのスケジュール。
楓さんは司が出張で飛び回ってる代わりに月の半分はここNY いいる。
楓さんの元で学び働いているから必然といっしょにいる時間が長い。

「嫉妬?」
「違げぇよ!おまえが昔から俺に頼らねぇからだろ?」
「頼ってるよ。昔に比べたらワガママ言ってると思うんだけどなぁ」
「昔に比べたらな。隠れて泣くくらいならちゃんと言え」

そりゃもっと側にいてとか。
いっしょにごはん食べたいとか。
休日お出かけしたいとか。
普通のことをしたいと思うけど…相手は道明寺司だもん。
我慢だって必要でしょ?

「おまえなぁ…昔から言ってるだろが!溜めずに言えって」
「ん?」
「俺はそんな度量狭くねぇぞ」
「知ってるよ?」
「おまえが泣いてまでこの生活を続ける必要は俺にはねぇぞ」
「そんなこと言っちゃって…」
「良いんだよ!俺はおまえのダンナで最愛のパートナーだからな」
「朝から言ってて恥ずかしくないの?」
「全然。寧ろ光栄だと思って欲しいね」

本当にオレ様なんだから。
っていつも思うけど…いつもあたしの欲しい言葉をくれる。
夢で見た司よりもやっぱり横にいる司の方がいい。
なら…少しだけワガママ言ってみようかな。

「ねぇ…司」








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花晴れの最新話を読みまして…
なんかほんわかな話を書きたくなりました。
でも…
ほんわか?(笑)
書き始めはこんな話じゃなかったのにな(笑)
司の愛情ダダ漏れな話でございました。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/10/30(水) 14:10:58 | | [編集]
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