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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
虹_39
知らない間に写真を撮られていたことも頭からすっかり抜けててカメラマンさんを見て思い出した。

「すっごく恥ずかしい」
「嬉しいの間違いだろ?」
「違う!」

そりゃね?
お式の最中は嬉しかったんだよ。
見知った顔ばかりで緊張もしないし、相手も道明寺司だから。

扉の前でもう一度立ち止まって司と共に一礼した。
そして祭壇をバックにパシャっと数枚撮られた。
扉が開く。
なんか本当にお式(仮)しちゃった。
感慨深いっていうよりもなるべくしてなったって感じだなって思う。

「どした?」
「ん?なんかさ、嬉しいっていう言葉だけじゃ片付けられないなぁって」
「幸せだろ?」
「そりゃね、こんなステキなドレス着て相手がアンタでしょ?そりゃ女なら嬉しいって」
「俺はおまえじゃなきゃこんな服絶対に着ねぇ」

そう、なの?
信じていいよね。
アンタは嘘は付かないもん。
すると遠くにお式をするカップルが控えてるのが見えた。
あっ…
やっぱり…だ。

「大丈夫だから心配すんな」
「本当?」
「あきらんとこのスタッフがちゃんとわきまえてっから」

頭をポンポンと優しく叩かれた。
それからあたしは司の腕に手を回す。
するとまたカメラマンがあたしたちの写真を撮り始めた。
遠くから賞賛の目で見られてるあたしたち。
もちろんきっと、気付いてるよね?
司があたしの耳元で小さく囁く。

「なぁ、おまえが着る予定だったドレスってあれか?」

司が遠くから見えた新婦を見て言う。
やっぱり、そうだよね。
橋本さんと佐藤さんだ。

「うん、そう」
「ありゃ類が言うのも無理ねぇわ」
「どう言うこと?」
「おまえには似合以前の話だろ、あのデザイン」
「でもスタッフさんはお似合いだって…」
「接客なんだから嘘でも言うだろ、普通」
「そうだよね」
「ウエディングドレスなんざ、どれでも大抵は似合うのに似合わねぇやつを選ぶってのがすげぇ」
「あたしもね、薄々は思ってはいたんだけどね」
「でもまぁ俺が似合うやつを選ぶから問題ねぇ」
「オレ様」

そんな司のオレ様な性格が今はすっごく頼もしい。
ちゃんとあたしを守ってくれる。
だからあたしは大丈夫。

「あたしにドレスを着せてくれてありがとう」
「まだこれは(仮)だ。ババァのじゃなくちゃんとオレがもっと似合うやつを着せてやる」
「楽しみにしていい?」
「ああ」

あたしは珍しく思いっきり司にぴたっとくっついて幸せをアピールした。









==========
似合わないドレス。
想像したんですが、全くどんな雰囲気にしようか悩みまくりまして。
最後は皆さまのご想像にお任せしようと抽象的にしました。
つくしちゃんには不似合いなドレスをご想像してください。
2月も終わりますねぇ。
相変わらずマスクを店頭で見かけないです。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2020/02/28(金) 09:34:51 | | [編集]
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