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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
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結局、タイムズスクエアでのニューイヤーには少しだけ間に合わなかったのは残念だったけど。
ペントハウスから見えるその新年を祝う景色は圧巻だった。

「来て良かっただろ?」
「うん、まぁね」
「なんだよ、そのシラけた顔」

シャンパン片手にリビングへ移動する道明寺。
んとにこんなとこから新年祝っちゃうってどういうこと?
毎年、紅白見てカウントダウン見てそれから…
近くの神社へ新年のお参りするのが通年だったのに。
そう、優紀と待ち合わせなんかしちゃってさ。
付き合う男でこんなに変わるなんて本当信じらんない。

ペントハウスに着くと同時にケータリングが届く。
もちろんこれは業者ではなくて道明寺邸から。
至れり尽くせりのお料理にお酒。

「牧野〜、次何飲む?」
「ん、いらない」
「軽いの作るぞ?」
「ううん、ちょっとこっちの飲みたい」

美作さんに言って、コーヒーの豆を持ち上げた。
ここにあるのはもちろん100パーセントのブルマンからモカにキリマンジャロ。
あっ、バニラマカダミアを見つけた。
見つけて顔が綻んでくる。

「なんか幸せかも」
「おっそれ、見つけたんか?」
「うん。これ…」
「美味いって言ってたろ?だから…な」

あたしが言ってたのは赤いパッケージの定番のライオンマークのコナコーヒー。
だけど道明寺が揃えてくれたのは色々なパッケージのもの。
きっと高級なものも入ってるんだよね。
NYなら揃っちゃうんだ。
すごい。

「道明寺も飲む?」
「おぅ」
「甘いよ?」
「香りがだろ…味が甘いわけじゃねだろ」
「うん、じゃ作るね」
「俺も手伝うわ」

サイフォンを準備して水を沸騰させる。
そんな些細なことなのに2人での連携作業に苦笑してしまう。
キッチンに置かれたデザイナー仕様のカウンターチェア。
それに腰掛ける道明寺のひとつひとつの動作に目を奪われる。

「おまえ、顔赤いぞ?」

そっと頬を撫でられた。
それも極々自然に。
男の人にしてはとても細くて長い指。
ゴツゴツしてるわけじゃない綺麗なしなやかな指。

「キレイだね」
「ん?」
「アンタのその長い指。男の人じゃないみたい…モデルみたい」
「気にしたことねぇな」
「やっぱり?」
「どんな指でもおまえさえ守れりゃいいんだよ」
「んとにそういうことサラッと言うって恥ずかしくないの?」
「別に。本当のことだしな」

テレビでね、男の人が「おまえ」っていうのはケンカの元なんだって。
逆に女の人が「アンタ」っていうのもケンカの元なんだって。
でもあたしたちには関係ないよね。
いつも言ってるから。
それにケンカするときはしちゃうもん。
周りを巻き込んでだけど。

「沸騰してきた」

グツグツとお湯が沸騰してロートに上がる。
専用のヘラで粉にお湯が行き渡るようにゆっくりと回して浸透させる。

「やってみるか?」
「いいの?」
「ほら」

少し怖々としつつも見よう見まねでゆっくりと混ぜた。
ロートを通して見える道明寺の顔。
さっきまでシャンパンやらドンペリやら飲んでたのにそれすらを感じさせない表情。
じっと見つめてくるとぽっと赤くなる。

「あーっ!つくしも司も何見つめ合ってんの〜⁈」

滋さんの大声でハッと我に返る。
けどその上をいくここの住人。
道明寺はサイフォンを挟んで、あたしの唇にそっと口付けた。

「うるせぇサル!てめぇはあきらの酒飲んでろ!」

そう言ってもう一度口直しだと言って重ねてくる。
あたしは笑いながら目を閉じた。







==========
キッチンカウンターってセンス出ますよね。
コナコーヒー。
あたしは好きです。
でもここ数日ミルクココアにハマってるのか…
砂糖とミルクを入れて飲んでます。甘すぎを通り越してる気がする。
今までならミルクココアの粉のみだったのに…
色々可笑しい(笑)
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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