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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
waterplay
バシャっ

グラスに入った水(正確にはレモン水)を浴びせられた。
久々だな、これ。
というか・・・
なんであたしが水浴びせられなきゃならないわけ?!
せっかく今日、新しいワンピース着たばっかなのに。

「司さんの周りをウロウロなさらないで!目障りなんです」
「あいつの周り?してませんけど」
「あいつですって?司様のことをあいつだなんて・・なんて失礼な」
「失礼?失礼なのはそっちでしょ?」

目の前にいるこのお嬢様。
名前を聞いたけど、誰だったかな。
確か・・・
道明寺と取引のある会社だった?
あたしには関係ないから知る余地もないけどさ。
カフェだから、コーヒーじゃなくてよかったなぁとか思う時点で貧乏性よね、あたしって。

「あの何か勘違いされてるかと思うんですけど、あたしNYには行ってませんよ」
「ならなぜ司様とゴシップ誌に載るのかしら?」
「はぁ?」
「あなたNYメープルに司様と入っていったでしょ」
「あー、確かに。でもあれは結構前。それにあれはあいつの・・・」

確かに1か月前、NYに拉致られたわ。
しかもF3に。
道明寺が病気だとか言われて・・仕事に影響するからっていうので拉致られた。
プライベートジェットでNYまで行ったら、あのバカはめちゃくちゃ元気であたし平手打ちしちゃったんだよね。
それからどうしてもメープルに行かなきゃいけないとかで連れてかれたんだった。
そこできっと撮られたんだ。
あいつそんなこと一言も言わなかったから知らないっちゅーの

「私は先週末に司様とお食事の予定だったんです!それを」
「食事ですか?」
「ええ。お見合いですわ。やっと司様とのお会いできるチャンスだったのにあなたのせいでぶち壊しよ」
「はぁ・・・」

お見合いね・・・
お嬢さま、お坊ちゃまも大変なのね。と、他人事のようにしか感じない。
まぁ他人なんだけどさ。
それにあたしだって。
だってそうでしょ?
あいつのせいで水ぶっかけられて・・・
罵倒浴びせられて。
先月拉致られたことを言われても、あたしにはどうしようもないんだけど。

「じゃ聞きますけどお見合いはあたしには関係ないと思いますけど?」
「ゴシップ誌のせいでお会いできなかったんです」
「あーそうですか。。。」

というかあたし関係ないじゃん。
別にすごい重要なお見合いなら、魔女もとい楓さんなら何が何でもやりそうだけど。
お義父様も迷うってこと絶対にしないはずだから、お嬢さまの戯れなんじゃ。
はぁ面倒くさいな。

「あの、あたしはどうすればいいんでしょう?あたしも暇じゃないんです」
「司様に近づかないで!」

言われたと同時に知ってる香りが鼻をくすぐった。
あたしが好きな香り。
あたしが安心する香り。

「うっせぇブス!!」
「司様!あの・・わたし」
「てめぇのことなんて知るかよ。つーか勝手に呼び出して何様のつもりだ」

うわぁ・・・
怒ってるな。久々に見たわこの青筋。

「おまえもなんでやり返さねぇんだ、バカやろう
「バカはそっちでしょうがあんたの所為でしょ」
「俺の所為なんか?」
「そうよ!このお嬢さま、あんたとお見合いだったって言ってらっしゃるけど?」
「見合い?知らねぇぞ。ババァもそんなもん言ってねぇ」
「あんたが知らないだけじゃないの?」
「いや・・ババァが采配してんだ、言ってこねぇってことはねぇよ」

このバカはさも当然とばかりにあたしの隣にどしっと腰を下ろした。
そして冷たくなってる紅茶のカップに口をつけた。

「まじぃ」
「そりゃそうでしょ?冷たくなってるんだから。新しいの頼もうか?」
「いらねぇ。すぐ出るし」
「そ?」

それから目の前にいるお嬢さまはバカの登場で貝のように口をつぐんだ。
というか猫かぶり?
すごいわ・・これがお嬢さまなんだね。座り方もさっきと違うじゃん。

「つーか、俺のいねぇとこでこんなことする時点でてめぇんとことの取引はねぇ」
「えっ!?」
「ウチだけじゃねぇぞ、花沢・美作・大河原、ああ西門もか。はやく帰った方がいいんじゃねぇ?」
「あの・・・」
「まだ言い足りねぇの?まぁいいわ。俺らが出るし。行くぞ」

バカが立った途端あたしの手を取って立ち上がらせる。
そしてあたしの腰に手を廻して歩き出す。
ちょっと・・待ってってば。

「お会計!」
「ああ、これで」

1000円も満たないお会計をブラックカードってありえないんだけど。
店員さんでさえもあたしを見るんじゃなくこのバカしか見てないし。
優雅にブラックカードを受け取ってカフェを出た。

「大丈夫か?」
「まぁね。平気よ、これくらい、でなきゃアンタとなんて付き合えないし?」
「間に合って良かったわ」
「一応ね・・・それより何でどうしたの?」
「ババァにアフリカに飛ばされてよ、WDなんも出来なかったから時間見つけて寄ったんだ」
「また長い昼休みなの?」
「違ぇよ。ちゃんと休み取ったっちゅーの。だから今年のWDやり直しするぞ」
「いいよいいよ」
「良くねぇ。服買ってからメシ行こうぜ」
「服はもういっぱい買ってくれてるからさ、デートがてらに類のBDプレゼント選ぶの付き合ってよ」
「類だぁ?てめぇ彼氏の俺が時間作って会いに来てんのに類ってありえねぇ」
「そんな怒らないでってば。ほらほらデートするの?しないの?」

あたしだって1か月ぶりなんだから。
嬉しいに決まってるでしょ?
久々にみた姿にやっぱりときめくのはあたしも女の子だ。

「するに決まってんだろ?」

ほらね。
さっきのように腰に手を廻してあたしの隣に優雅に立つ。
あたしは嬉しさを少しだけ隠しながら止まったリムジンに乗り込んだ。




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遅くなったWD話。
内容的には全然WDじゃないけど。
長いですけど・・・中身軽いんでさくっと読めると思います。
もうすぐ類のBD。
ソウルメイトだからきっとつくしちゃんは何年経とうが類へのBDは必ず選びそうです。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2020/03/25(水) 15:10:14 | | [編集]
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