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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
嫁レシピ
「遅くなったけど、お誕生日おめでと類」
「うん、楽しみにしてるね」

早朝の寝室で。
しかもベッドの上で繰り広げられる甘そうな会話。
俺が寝てると思ってるんだろうが…
おまえが寝返ったりしただけで目が覚めんだよ。
少しだけイライラしながらも寝たフリしてあいつの行動を見てた。

「もう!なんで脱いだまんま?」

俺が脱ぎ散らかしたワイシャツを羽織ってクローゼットの方へ向かう。
着てたナイトウエアは俺側に落ちてるもんな。
だからそれを着るしかねぇってわけだ。
でも着た後ろ姿を見てムラッとする。
ミニワンピだよな…
昨日着てたのは薄いグレーので、真っ白な足がすげぇキレイで朝から襲いたくなる。
少ししてこっちに向かってくる。
俺は寝たフリしてあいつが起こしに来るのを待つ。

「司、起きて」
「……」
「今日、入社式でしょ?準備間に合わないよ」

もうちょいだ。
50cm、20cm、10cm…
頬にキスを仕掛けたとこで目を開けた。
あいつは目が点で…固まってやがる。

「俺に何しようとした?」

朝から冷たい視線を醸し出して問いかけた。
じっとあいつを、つくしを見つめる。

「え?」
「朝から浮気か?俺が知らないとでも思ってんのか?」
「司?」
「俺も軽く見られたもんだな。寝室で旦那がいるのに隣で浮気って」
「あの…どしたの?」

すっげぇテンパってんな。
そりゃ朝っぱらから俺は怒ってねぇけど怒ってるように見えんだからな。

「離婚すっか…」
「えっ?」
「俺への気持ちがなくなったんだろ?」

俺はベッドの上。
つくしはベッドの傍に立ってる。
呆然ってやつか。
さぁどう出る?
泣くか…縋るかどうだ?

「…司が離婚したいっていうならわかった」
「…おいっ」
「お義母さまとお義父さまに連絡するね」
「おいっ」
「何、離婚したいんでしょ?離婚しても慰謝料とかは一切いらないから」
「……」

なんで言った俺が焦ってんだよ?
おかしいだろ。
つか、冗談だって分かれよ!
んな朝から泣くな。腫れちまうだろ?

「おいつくし」
「何?」
「今日は何日だ?」
「4月1日」
「4月1日っていやエイプリルフールだろ?それだそれ」
「エイプリルフールって…わかりにくい嘘付くな!」

ぺたんと床に座りこみやがった。
力が抜けた感じ?
俺はベッドから起きて、つくしを引っ張りあげた。
そして抱きしめる。
すげぇ抵抗されたけど…俺のシャツ着てるやつが俺に敵うわけねぇだろ。

「おまえのことすっげぇ好きなのに手放すなんてあり得ねぇだろ」
「いまさら?」
「嘘じゃねぇよ!泣くなって」
「泣いてないし!」

泣いてんじゃねぇかよ。
デカい目に大粒の涙が浮かんでんのは違うんかよ?
俺はその涙をそっと拭った。
それから詫びのつもりも含めて両頬にキスをしてから唇に口付けた。

「びっくりさせられたからあたしもお返ししていい?」
「おう…いいぞ」
「あたし、アンタと離婚したらお義母さまとお義父さまが養子縁組してくれるんだって!」
「はぁ?」
「仕事もお義母さまの秘書にしてくれるらしいし」
「……」
「あっお義父さまと世界一周?旅行連れてってくれるみたいだし。あとはもっといいお相手?を探してくれるんだって」
「あり得ねぇ!」
「ふふっ…離婚しないんでしょ?」
「するわけねぇだろ!」
「なら早く準備しなよ。来ちゃうよ?西田さん」
「おまえ…落ち着いてんじゃねぇ!」
「元はと言えばあんたの言動が原因なの!ほらシャワー浴びるんでしょ?」
「一緒に浴びようぜ」
「やだ。女の朝は忙しいの!」

ちょっと揶揄うつもりがなんで俺が逆にハマってんだよ。
なんか性格変わってねぇか?あいつ。
いや…
ババァや姉ちゃんに似てきてる気がする。
俺は頭を掻きながら、バスルームへ歩いていく。

もうエイプリルフールだからって揶揄うのは止よう。
そう決めて熱いシャワーを頭から浴びた。










==========
やっぱり司よりも実はつくしちゃんのが強いんです。
道明寺家の嫁はこうでなくっちゃ。
きっと一旦自分の懐に入れてしまうと楓さんも司パパもつくし溺愛に違いない。
むしろ一寸先は闇なのは司だったり。
類くんのBD当日連絡しなかったのは、桜子がいたから遠慮したっていうことお願いします。
桜子はBD祝った後すぐに日本に戻ってきてます。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2020/04/01(水) 15:24:33 | | [編集]
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