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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
立てばケンカ座れば酒呑歩く姿はバラの花_1
「牧野どこ行ったんだ?」

営業本部のフロアに降りて牧野を探す。
いつもならここに座ってパソコン弄ってるはずなのに。
ったく…
あいつはすぐどっか行く癖、どうにかなんねぇのかよ?
フロアに半歩踏み入れた瞬間、牧野がいないことはすぐに察知出来たから俺は体を翻そうとする。
するとここにいるハゲ部長に見つかった。

「ふっ副社長、なっ何か・・」

メタボな体にバーコード、そして黒縁メガネ。
いつ見ても笑っちまう。
しかもその噛む癖どうにかなんねぇのかな。
俺はここには牧野にしか興味もねぇし牧野がいなけりゃ元々来ねぇ。
仕方ねぇからこいつに俺の牧野の居場所を問いだした。

「牧野はどこ行ったんだ?」

じっとそのハゲデブを見る。
別に睨んでるわけでもなんでもねぇのに・・そんなビクつくな。
俺はいつもの定位置である牧野の席に腰かけた。
座るだけで牧野の香りが鼻をくすぐる。

マグには淹れたばかりの紅茶。
マリアージュフレール。
まだほんのりと温かい。
口をつけてない様子からすると入れてすぐに席を立ったってことか。。
捨てるのはもったいないって言うはずだから、代わりに俺が飲んでやるよ。

「ぬるっ」

俺が
牧野のマグに口づけて何が悪いっ。
アイツのもんは全部俺のもんなんだよ、昔っから。
そんな奇怪な目で見んな・・・。

「まっ牧野さんなら・・資料を探しに資料室に行かれました」
「資料室?」
「はい。本来ならば跡田さんがする仕事なんですが牧野さんに振ったので」
「わかった」

俺の視線がめちゃくちゃキツくなった。
牧野はババァや俺からの仕事をメインに仕事をこなしてる。
だから量も質も半端ない。
なのに、これ以上に牧野に仕事をさせる気か?
振った跡田は女と会話かよ。。
とりあえず今は見なかったことにしてやる。

「サンキュ、行ってみるわ」
「あの副社長っ」
「なんだ?」
「書類ばかりなので換気はしてるんですが、埃っぽいって牧野さんが」
「そうなんか?」
「はい。だからマスクした方がいいと思います」
「おぅ」

差し出されたマスクを手で断りを入れる。
俺は牧野の机に置いてあった10枚入りのマスクの袋から1枚取り出しそれをもって歩き出した。
知らねぇ女からのモンは不用意に手を出さない。
しかもマスクだろ。
女が付けてたかもしんねぇし?
牧野のなら気にはしねぇけどよ。
牧野のとこにあるもんは俺のもんだしな。

資料室のあるフロアに行き、IDを入力して扉を開けた。
もちろん入り口には資料室を管理してるヤツがいる。

「牧野いるだろ?」
「はい、先ほどいらっしゃいました。E-10辺りにいらっしゃいますよ」
「サンキュ」

さて牧野を捕まえに行くか。
ニヤリと笑みを浮かべて・・・大股で歩いていく。
牧野が俺には気づかずに資料の棚に視線を向けてる。
髪を掻き揚げる装いがまた俺を虜にさせるんだ。
気づかれないように牧野の後ろに回る。
そしてぎゅっとハグしてやった。

「ぎゃっ誰!?」
「おまえなぁ・・・愛してる男の香りくらい普通わかるだろ?」
「その前置きいらないから!!」
「はぁ?どこがだよ。てか何してんたよ」
「見てわからない?ここにいるんだから資料探してんのよ」

牧野がくるっと俺の方に向けば、サージカルマスク。
顔の半分くらいを覆ってるそれ。
デカくねぇ?

「ほら道明寺もマスクしなきゃダメだよ。あるの?」
「おぅ。おまえの机んとこからパクってきたぞ」

ほれっと目の前にかざしてみた。
牧野は俺の言葉を聞くと同時に少し怒った様子を見せる。
そんなんしたって俺にはきかないぞ。

「もしかして机の上においてたマスクの袋?」
「ああ。他のヤツが差し出されたヤツなんか使えるわけねぇだろ?」
「いやいや、そこ間違ってるし」

牧野は持ってた資料を床に置き、俺が手にしていたマスクを代わりに持つ。
そして少し背伸びをして俺の耳にマスクをかけていく。

「うわ~っ」
「何だよ?また惚れたか?」
「違います!!」
「じゃ何だよ?」
「いや・・顔小さいなとは思ってたんだけどさ、なんで顔がほぼマスクで覆われちゃうの?」
「はぁ?」

確かに牧野は頬の半分くれー隠れてる。
牧野と同じマスクのはずなのに俺に至ってはマスクの端っこが耳のすぐ傍にある。
ほぼ顔半分がマスクで隠れてる。

「ズルい!!男なのに顔小さいなんてっ」
「そんなん俺に言われても知るかよっ」
「あんたたち皆、顔小さいもんねぇ。それに身長も高いから、うわっ何頭身なんだろ」
「そんな男が好きなんだろが、おまえは」
「うーっ」

そんなマスクした顔で睨んでも全然怖くなんかねぇぞ。
そんな顔ですら俺には極上なんだから、俺もヤキが回ってる。

「見つかったんか?資料」
「この番号の前の資料がね、ちょっと取れなくてさ。脚立取ってこなきゃ」
「これか?」

俺の視線の先にある資料を棚から取り出す。
こんなんを脚立で取るだぁ?
おまえは俺を心配させる天才だな。
重い資料を持ってふらつきでもすりゃケガすんだろ。
労災になんだろ。
ババァにまた叱られるだろ俺がまた。

「ありがとう道明寺」

マスクがなけりゃキスのひとつでもしてもらんだが仕方ねぇから今は我慢して牧野の頭をポンポンとした。
二人並んで受付まで行き、資料の持ち出し許可書に名前を記入する。
俺ならスルーなことでも牧野は違ぇ。
部屋から退室した後、俺は代わりに資料を持つ。

「いいよ道明寺。あたしが持つからさ。あたしが頼まれたんだし」
「こんな重いもんをおまえが持つ必要なんてねぇ」
「過保護!!」
「おまえ限定な」
「もう・・・出会う人みんな、あんたのマスク姿に驚いてるね」
「興味ねぇ」
「そのマスクあげるね。というか写メりたい」

写メりたいとか言うな。
俺のマスク姿が珍しいんじゃなくて俺とおまえが仲良く並んで歩いてるからだろ?
まだ気づかないんかよおまえは。
俺のスーツの内ポケットからスマホがバイブってやがる。
この鳴らし方は・・西田かババァか。
牧野はマスク姿の可愛いまま、俺を携えて楽しそうに大声上げた。

「牧野ただいま戻りました~」









==========
リハビリ(苦笑)
司のマスク姿って絶対に顔全部隠れるよね?と思いまして・・・
ちょっと思い付くままに書いてみました。
マスク・・・
キッチンペーパーを代用して手作りしています。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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