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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
立てばケンカ座れば酒呑歩く姿はバラの花_3
「おまえはここに座れ」
「へっ?」

牧野の背中をそっと押して自分の席に座らせた。
椅子の背もたれに掛けてあったブランケットを牧野の膝の上におく。
俺がプレゼントしたやつだな、これ。
触って嬉しくなり、頬が緩む。
そして俺は隣にあった椅子をこっちに引き寄せて牧野の隣に陣取った。

「うわっ冷めちゃったよこれ」

マグを上から見てため息。
でもほら。
俺の予想通りだ。
捨てるのはもったいないって飲んでやがる。

「ん?」
「どした?」
「ん・・あたしが紅茶飲んでるの珍しくもないんだけど・・なんでそんなにガン見されてるんだろ」
「あ~それな(苦笑)」

言うとまたおまえ騒ぐんじゃね?
言わなくてもこの状況なら騒ぐ?
どっちにしてもきっと騒ぐってやつか。

「さっき飲んだ」
「これ?」
「ああ、それしかねぇだろ?」
「うそっ」
「嘘じゃねぇ。ぬるかったけど味はまぁまぁだったな」
「副社長!!」

牧野が持ってるマグを指さす。
落っことすなよ、まだ中に入ってんだろ?
この席にあるもんは全部俺のって言っても間違ってねぇだろ。
おまえのもんは俺のモン、俺のもんは俺のモン。
な?
間違ってねぇ。

「それより牧野、おまえ今日そんなにパンク寸前なんか?」
「あ・・・はい、すみません」
「謝んなくていい。どれが急ぎなんだ?」

机の上に乱雑に置かれたA4のコピー紙数枚。
メールの指示内容のみ印刷されたそれら。
その中にも俺の案件が含まれている。

「社長のが2件と俺のが1件か」
「あっ、はいそうです。えへへ」

俺がババァのことを社長って言っただけで驚くな。
ここだからだろ?
こんなところでババァなんて呼んでみろ。
まじやべぇだろ。

「ならその跡田のやつ貸せ。俺がしてやる」
「へっ?!」
「電話借りるぞ」

牧野の席においてある内線で西田にコール。
そして今すぐパソコンをここに持ってこいと伝えた。
内線を切って数分。

「おっ、やっとアンドロイド西田の登場じゃね?」
「副社長」
「おぅ、遅せぇぞ西田」
「申し訳ございません。こちらです」
「サンキュ」

牧野は西田相手に謝ったり、リスケしないととか言ってやがるが・・聞こえないフリをする。
パソコンを立ち上げて牧野に跡田から送られてきたであろうメールを転送させた。
そしてそれに添付されてる資料を開けて数字を入力していく。
西田は俺の場所から少しだけ離れて立ってる。

「西田、この資料の〇×年度の営利開けて」

後ろから不必要な視線をビシバシ感じるぜ。
そんなに俺と牧野が隣り合わせで座ってるのが羨ましいんかよ?
俺の女を隣において何が悪いんだってんだ。
そんなん俺だけの特権だっちゅーの。

「あの・・副社長」

跡田がハゲデブとガン首揃えて俺の横に立ちやがった。
男二人に隣に立たれると鬱陶しいしなにより暑苦しい。
俺の隣は牧野だけでいいんだよ。
パソコンから視線をそらすことをせずに答えた。

「何だ?」
「今副社長がされてるお仕事、僕が対応いたしますので」
「跡田だったよな?おまえが出来ねぇから(俺の)牧野に振ったんじゃねぇの?」
「はい・・いえ」
「どっちだよ。別に10分くれぇで出来るやつなんだろ?俺がしたって構わねぇだろ」
「いえそんなお仕事を副社長には」
「そんな仕事?これも大事な仕事なんじゃねぇの?」
「それは・・ただ僕は」
「何だよ?」
「牧野さんに成長してほしくて。優先順位をつけて仕事をする意味を伝えたくて言ったんです」

聞いててはらわた煮えくりかえりそうだぜ。
牧野を成長?
そんなもんおまえが気にすることじゃねぇんだよ

「おまえに牧野の仕事が賄えんのか?」
「いえ・・・」
「ならちゃんと聞いてから判断しろ」

するとシーンとした中で内線が鳴り響いた。










==========
「成長させたくて・・・」云々も言われました(苦笑)
周りは口を揃えて、言った本人が出来てないよねって言ってましたが。
結構周りって見てないようで見てますよね。
手伝ってくれた上司は、気にするなって言ってコーヒーおごってくれました。

西田さん・・
全然動いてくれなぁい。
もっと出したいのに。
==========
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2020/05/06(水) 12:01:29 | | [編集]
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2020/05/07(木) 02:16:19 | | [編集]
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