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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
シルバーウィークもご用心①
「やっと大型連休だ~」

あちらこちらで聞こえる声。
今年の9月連休は5日。
部署に寄っては有休を使って9連休にするところもあったりする。
ナイショだけれど、つくしも実は実質9連休だったりするのだ。
道明寺の有無を言わせない命令でこの連休、NYへ行かなければいけかったりする。

「牧野さんはこの連休どこか出かけるの?!」

聞いてきたのは上司の課長。
普段、こんなことを聞いてくることはないのだけれど。
近場で家族サービスするとかってもっぱらの噂だったりする。

「いえ・・・特に予定は入れてなくて流動的なんです」

嘘は言ってない、ウソは。
だって・・・
本当のことだもん。
向こうに行かなければ何がどうなってるなんて全くわからない。
むしろ、私は従うだけだったり。
1日部屋から出してもらえないとか・・・あり得る。
急に真っ赤になり、頭をぶんぶん左右に振る。
帰ったら速攻で荷造りしなきゃ。
持って行くものなんてナイに等しいんだけど。
やっぱり・・・ね。

「お互い、怪我のないように」
「はい。課長もお休み、楽しんでくださいね」

そう言ってオフィスを離れ、家路に着いた。
ウチに帰って、スーツケースを開けて荷造り。
NYのお邸にあたしの洋服とかは揃えられているんだろうけれど・・・。
とりあえず下着と1日分の洋服、最低限の化粧品を詰め込んだ。

翌朝、道明寺のお邸の運転手が迎えに来てくれた。
電車で行くって行ったのに・・・「司様より言い付かってますから」と言われるとどうしようもなく。
好意に甘えた。

やっぱりシルバーウィークだけあって大混雑。
成田の国際線ロビーは人・人・人。

「エコノミーでいいっつてんのに・・・ホント無駄使いなんだから」

座席はもちろん有無を言わさないファーストクラス。
ラウンジも使いたい放題。
至れり尽くせり。
あたしには不釣合いだ。
西田さんから連絡を受けた時、無駄な抵抗だけどチケットを変更してくださいって頼んだ。
けれど西田さん曰く、大型連休だからエコノミーは満席なんですと返された。

「確かに言われてみればそうかもね」

大型連休に合わせての旅行はわかるもんなぁ。
この空港の状況を肌で感じるとわかる。
持っていたチケットを笑いながら指で弾いた。
すると持っていたスマホのバイブが鳴る。
表示を見ると”司”だった。
働く前までは”道明寺”で保存していたんだけど、ないと思うけれど万が一同期とかに画面を見られたりしたらと思って
変えた。
そのついでに呼び方まで変えさせられたってのも事実だったり(苦笑)
アイツが嬉しそうだったからヨシとしたけどね。

「もしもし」
「オレだ」
「どうしたのよ。休憩中?」
「ああ、一段落付いた。今日は夜の会食もねーし、オフィスで気楽に仕事だ」
「お疲れさま。まだ帰らないの?」
「あと1時間くれーしたら帰っかな。まぁそれでも22時くれーになんじゃねー出るの」
「そっか。あたしは搭乗待ち」
「明日は空港まで迎えに行くからよ」
「いいよ、ひとりで行けるから」
「その方が心配だっつてんだよ。何かあってからじゃ遅いだろ」
「・・・・わかった」
「だいたい13時間くれーだろ。フライト」
「そうだけど・・・」
「こっち着たら寝かせねーから、その間に体力温存しとけ(苦笑)」
「もう!!」
「じゃ、後でな」
「うん」

そう言ってスマホのholdボタンを押した。
数日連絡が無かったから、声を聞けて嬉しかった。
これがあたしたちの普通だから仕方ないよね。
きっと、同期たちの恋バナを聞いてると数日連絡無いなんて考えられないんだろうし。
そうこうしてるうちに搭乗案内がアナウンスされた。

「牧野さん?」
「えっ!?」

普段の見知った顔と目が合って呆然とした。





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一旦、長くなりそうだったので切ります。
ごめんなさい。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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