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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
シルバーウィークもご用心②
声を掛けられた方向に顔を向けると見知った顔。
同期4人。
女性1人に男性3人。(その女性と男性のひとりとが社内恋愛中)

「「牧野じゃん」」
「・・・・・・・こんにちわ」
「こんにちわって・・・どうしたの?!」
「・・・・・・・・えっと、旅行?」

ヘタなことは言えない。
とりあえず挨拶だけしてみた。
背中にはイヤな汗が流れてる。

「そっか~。もっと早く牧野さんに声掛けてたらいっしょに行けたのに残念」
「・・・・あはは」
「俺的には牧野が断ってくれたおかげで初NYだから嬉しいかも?!」
「私は女の子ひとりだからなぁ、ちょっと寂しいぞ」
「ごめんね」
「次はいっしょに旅行行こうね」
「うん・・・・・・」

道明寺がOK出したらね。
ナイショでなんか行って、バレたら後で超厄介なことになるもん。
それだけは断じて避けなきゃ。

「牧野さんもNYだよね?」
「うん」
「私らもNY。3泊5日」
「今から楽しみだね」
「向こうで1回くらいご飯行ける?」
「それはちょっと難しいかも・・・人に会ったりしてひとりじゃないから」
「そっか・・・じゃ帰国したらご飯行こうね」
「わかった。じゃあね」

そう行ってその場を離れた。
彼女たちはエコノミーだから案内はまだ先。
あたしはファーストだからグランドスタッフにチケットを手渡した後、案内された座席に腰を下ろした。

「まさかこんなとろこで会っちゃうなんて」

NYでなんかばったり会ったりなんかしたら元も子もないよ。
今回も観光は諦めたほうが良さそうかな。

「あ~あ。自由の女神、見に行きたかったなぁ」

CAさんがウエルカムドリンクとチョコを持ってきてくれ、それから機内食。
ゆっくり味わった後。
アイツが言うところの体力温存すべく眠りに付いた。


ニューヨークに到着して、スーツケースを受取る。
ファーストクラスでの搭乗だったからスーツケースが出てくるのも早い。
同期に見つからないように入国手続きが出来そうだ。
無事入国手続きが完了すると現地のスタッフに声を掛けられた。
内容を聞くと、VIP専用出入口に案内するという。
スタッフがあたしの持っていたスーツケースを持ち、あたしは後ろを付いて歩いた。
案内された先には道明寺。

「よぉ」
「・・・よぉ」

スタッフとひと言ふた言話してスーツケースを受取る。
そしてお礼を言い、スタッフはその場を離れた。
道明寺は完全にオフ仕様の私服。
大人びいた格好じゃなく、年齢相応な格好。
けれど・・・モデル顔負けの装いで目が放せなかった。
普通にジーンズにTシャツを着て、サングラスを襟首のとこに掛けてるだけなのに。
見え隠れする鎖骨がリアルにきれいだった。

「惚けてんじゃねーよ」
「ばっバカじゃないの?!」
「見慣れてんだろーが(苦笑)」
「イタッ」

言うが否や、軽くデコピン。
不可抗力だ。
受取ったスーツケースを止めていた高級外車のトランクに押し込んで助手席のドアを開けた。
乗り込んだのを確認してドアを閉める。
そして運転席側に回り、自分も乗り込んだ。

「疲れたか?」
「そうでもないかな?まぁ、別の意味では疲れたけど・・・」
「別の意味?何だよ、ソレ」

ゆっくりと車を走らせながら、道明寺は問いかける。
道明寺の運転は好き。
なんでだろう・・・普通に運転してるだけなのに。

「同期とね、成田の搭乗口で会ったんだ」
「へぇ・・・ソイツらは旅行か?」
「そう。あたしが誘われて断ったやつね」
「ああ、言ってたな」
「カップル1組と男子2人の4人で楽しそうだった」
「ああ!?」

ちょっと怒りモード!?
絶対に却下されるであろう人選だもんね。
長い付き合いだもん、わかってるよ。

「ぜってー却下」
「わかってるってば」
「それより、何だよあのスーツケース」
「何って・・・お土産と衣類。お邸のメイドさんたちにって思って」
「ふーん。次からは身ひとつで来いよ」
「・・・・わかった」

ここでケンカなんてしたくないし。
この格好で来たのなら、1日オフ取るのに頑張ったんだろうしね。
1日、24時間あっても足りないくらいの男なんだもん。
信号で止まってる間。
ちょっと体を伸ばして、道明寺の頬にチュッとキス。

「迎えに来てくれてありがと」
「おぅ」

ほんのりと赤くなった道明寺の頬。
不意打ちも捨てたもんじゃないね。

「あとでちゃんとしたの、してやるから今は我慢しろ」
「否・・・別にそれは望んでないかな?」
「遠慮すんな。今日は1日いっしょにいられる」
「仕事はいいの?」
「オフだオフ」
「西田さんに強要したんじゃないわよね?」
「テメーが西田にも休みやれっつったんだろーが」
「あっそっか」

普段、道明寺のために体を張って?業務に勤しんでいる西田さん。
お休みも必要だよね。
だから今日は西田さんの代わりにこの男の世話はあたしか・・・。
嫌なような嫌じゃないようなそんな感じだった。
車を走らせて1時間弱。
豪華なNYのお邸に到着。

「相変わらず豪華だよね・・・」
「慣れろ」
「慣れるわけないっちゅーの!!!」

中に通されて、道明寺が使っている部屋に案内された。
NYのお邸でも角部屋。

「えっと・・・あたしの部屋は?」
「ここでいいだろ」
「いやいや、アンタのご両親いらっしゃるんでしょう?マズイって」
「別に構やしねーって。ヤルことヤッてんのも知ってんだし」
「ちょっと!!」

んっ・・・。
急に舌まで入ってきた強引なキス。
舌が絡み合う。
何度も角度を変えて、唇を合わせた。

「もう!!」
「数週間、おまえに触ってねーんだ。我慢の限界」

今にも抱きそうな勢いの道明寺。
ベッドの端に腰掛けて、あたしを見上げた。

「俺だって、一応健全な23の男なんだぜ?」
「・・・・・・」
「好きな女、いつでも抱きたいって思うのが普通だろ」
「知ってる。でもね・・・」
「わーってる。今は我慢する。但し夜は我慢しねーかんな」
「・・・わかった」

触っていたあたしの髪を、耳に掛ける。
そして道明寺から香る香水の香り。
道明寺しか似合わないだろうこの香り。
それに慣れたあたしは、ようやく彼の元に来れたと実感した。
ゆっくりと座ってる道明寺の首に手を回して抱きつく。

「ただいま、司」
「おかえり」

この表現でよかったのか定かじゃないけれど。
道明寺の元へ来たんだからいいんだよね?!
すると、触れるだけのキスが頬に舞い降りた。

密着していた体をゆっくり離して、道明寺を見る。
相変わらず、男でもきれいな肌してる。
なんかムカつくよね。ホントに・・・

「ねぇ・・・」
「何だよ」
「アンタのご両親にご挨拶しなきゃ」
「別にいいんじゃねーの、来てるの知ってんだろうし」
「それとこれは別。ちゃんと顔見て挨拶しとかなきゃ」
「しゃーねーな、じゃあ行くか」

道明寺が立ち上がり、手を差し出した。
それに自分の手を添える。
すると道明寺はしっかりとあたしの手を握った。
俗に言う「恋人つなぎ」の繋ぎ方で。

「行くぞ」

あたしの歩調に合わせながら、ゆっくりと歩くのはアイツなりの優しさ。
ようやくだけど・・・
道明寺に甘えることを知った。
あたしも少しは大人になったかな?
甘やかされるのは嫌だけど、たまには・・・いいよね?




-オマケ-
「やっぱり緊張する。特に楓さん」
「おまえ、ババァのこと名前で呼んでんの?」
「だって・・・おばさまって言うの怖かったんだもん」
「俺はババァの名前、呼ぶ方がこえーよ」
「なんで?!別に何も言われなかったよ?」
「・・・・・・そうかよ。で、親父のことは?」
「えっとね・・・こっちはおじさま」

コイツ・・・
NYにいる間、ババァたちに連れまわされそうだな





=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
司にナイショで同期と旅行中、司と遭遇とか
そんなお話書いてみたいかも!?と書きながら思ってました。
楓さんはつくしを「馬ににんじん、司に牧野つくし」と
考えていそうだなと(苦笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/04/21(日) 02:42:59 | | [編集]
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