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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ごちそうさま
会社を出てすぐ、見知った顔を見つけた。
高校の時から知ってる煌びやかで見目美しい女性-三条桜子-

「先輩!!」
「桜子・・・どうしたのよ」
「ちょっと、先輩に会いたくて」
「そういう時ってアンタ、絶対なにか隠してるでしょ!?」
「先輩に対してそんな面倒なことしません」
「本当かな・・・」
「ここじゃなんですからディナー行きませんか?」
「いいけど・・・安いとこにしてよね」
「天下の道明寺HDの副社長と付き合ってる人が何・・・」
「もう。おだまり!!!」

誰に聞かれているかわかったもんじゃない。
こんな会社の出入口じゃ。
道明寺と付き合ってるのは、トップシークレットなのに。
とりあえず、桜子とよく行くイタリアンに場所を移した。
金曜日だから夜の時間帯は結構・・・というか、かなり混んでる。
敢えて個室を取らなかったのは何かの意図かな。
あたしたちは軽めのシャンパンをチョイスして乾杯した。

「で?どうしたのよ」
「何がですか?」
「アンタが予定もなしに会社の前にいるなんて珍しいから」
「ですかね・・・」

首を傾げるこの姿。
普通に席に座っているだけでもかなりの視線を感じる。
カップルで食事に来ている男性はしかり。
女性だって桜子を見てる。
桜子がかわいすぎて?モデル顔負けのスタイルに容姿、オシャレだからな。

「ケンカでもしたの?美作さんと」
「別に・・・」
「図星だね・・・珍しいじゃん。桜子と美作さんがケンカなんて」
「年中ケンカしてる先輩には言われたくありません」
「そりゃすいません」

まぁ。
桜子も気は強いけど、根はとてもいい子。
付き合うとそれはよくわかる。
頭の回転も早いし、気が利くし、本当に年下なの?って思うもの。
美作さんはキレたら怖いみたいだけど、普段は本当に優しいし。
そのふたりに何かあった。
ぽつりぽつりと桜子が話し始める。

「雑誌に載ったんですよ」
「誰が?」
「私に決まってるじゃないですか」
「そうだよね」
「それが気に入らなかったみたいで・・・自分は結構頻繁に載ってるのに」
「美作さんが怒ったの?」
「怒ってはないです。ただ・・・気に入らないみたいで」
「ふ~ん」

ひと息つくかのようにシャンパンで口を潤す。
あたしはおなかを満たすべく食事に手をつける。
美作さんが怒るなんて・・・珍しい。

「きっとさ・・アンタを独り占めしたかったんじゃないの?」
「知ってます」
「あっそう・・・」
「自分は載っても平然として、私には載るとグチグチ。不公平です」
「そりゃ普通の彼氏なら優越感かもしんないけど、美作さんは桜子を他に見せたくなかったんだよ」
「わかってますよ・・・だけど」
「だけど?」
「・・・・いえ、いいです」

桜子が下を向く。
それから程なくしていつも通りの桜子に戻り、最近の出来事を話す。
すると入口の方が騒がしい。
桜子も気付いたようで二人して視線を向けると、道明寺と美作さんが立っていた。
あたしたちのことに気付き、ゆっくりと向かってくる。

「ほら、お迎えきたよ」
「先輩だってそうじゃありませんか」

ふたりで苦笑交じりに話す。
道明寺も美作さんも周囲の視線は一切気にしない。

「女2人で酒盛りか?」
「違いますよ、道明寺さん。私と先輩は美味しいイタリアン食べてたんです」
「その割にはあんまり進んでないじゃん」
「そんなことないですよ」

あたしの隣には道明寺。
桜子の隣には美作さん。
いつもの定位置だ。

「美作さん、ケンカしたんだって!?」
「そうだったんか・・・あきらがケンカ。道理でイライラしてるわけだ」
「司、おまえといっしょにするな」
「そうですよ!!ケンカなんてしてませんから道明寺さん」

シャンパンがくるまでに、事の発端を道明寺に話す。
道明寺は静かに言葉を挟むことなく聴いていた。

「そりゃ自分の女が知らん間に雑誌に載ってたら、俺は嫌だぜ?」
「どうしてですか?」
「普通の男なら自慢すっかもしんねーけど、俺ら別に自慢したいわけじゃねーし?」
「でも嬉しくはないですか?」
「全然。寧ろ他の男の目が気になってイライラすっかな」
「先輩、愛されてますね」
「桜子だってそうでしょうに・・・」
「私は別に・・・」
「あきらだって同じだぜ?三条」
「美作さんはどうなの?やっぱり司といっしょ?」
「ああ、桜子を見てるのは俺ひとりで十分だからな」
「よかったね、桜子。愛の告白」
「先輩///もうからかわないで下さい!!」

ようやく桜子が笑った気がする。
シャンパンを飲んで顔が赤いのか、のろけられて顔が紅いのかは本人のみぞ知る。
あたしの場合は、雑誌に載ることなんて無いから平然としてるんだけどね。
磨けば光るっていうけど・・・
また別な気がする。
そりゃ、道明寺の隣に居て恥ずかしくないようにしなきゃって思うけど・・・
普段とおりでいいって言ってくれてるからあたしは敢えて特別なことはしない。
道明寺がいつも通りに過ごせる環境を作るだけ。

「まっ、載っちまったもんはしゃーねーよな、あきら」
「まぁな・・・」
「腹括れ(苦笑)」
「そんなもん、とっくの昔にしてるよ」
「良かったな三条」
「はい///」

とりあえずここを出ようということになり、席を立つ。
美作さんは桜子をスマートにエスコート。
あたしには道明寺。
あたしたちしか食べてないのに・・・お会計は道明寺。
財布を出したんだけど、遮られた。

「女に払わせるつもりはねーよ」
「ありがとう司」
「ありがとうございます、道明寺さん」

道明寺家のリモがすでに横付けされていてあたしたち4人は車に乗り込む。
そして、道明寺と美作さんが飲むつもりでいたお店に向かった。
普段通りの桜子と美作さんに戻っていて、当てられる結果になったのはまた別のお話。











-オマケ-
「牧野、おまえ結構周りから見られてたの気付いてたか?」
「それは司と美作さんが来たからでしょう?」
「バカ言え。司に女にされてからようやく持ってた花が開いた感じっていうの?女っぽくなったからさ」
「ちょっ・・美作さん///」
「超鈍感牧野は全く気付きもしてないか・・・苦労するな司」
「まぁ、しゃーねーな(苦笑)それひっくるめて好きだからな、コイツのこと」
「司///」
「ごちそうさん、司」










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うちのサイトではあきらx桜子を推奨しております。
類はね・・・ずっとひとりってのはイヤなので、
フランス支社の現地採用の日本人秘書とか・・・を考えてたり。
形に出来ればいいなぁ。
桜子ちゃんはきっと強がっても根は寂しがりやとかそんなイメージです。
お支払いはもちろんのこと、男性人。
彼らはつくしたちに財布を持ち歩くことをヨシとしません(笑)
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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