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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
彼氏の呼び方_2
「ねぇ桜子」
「なんですか、先輩」

3連休の初日。
親友と呼べる桜子とランチデート。
司も美作さんも会社は違えど、休日出勤らしい。
だから桜子と束の間のデート。

「桜子ってさ・・・美作さんのこと、いつもどう呼んでるの?!」
「何ですか、その質問」
「いや、別にこれといった理由はない」

ホットティーで口を潤した後。
桜子がふーんと頷く。
あたしも頼んだホットティーに口を付けた。

「”あきら”ですけど?!」
「さん付けとかナシ?」
「ええ。最初に呼んだときは”あきらさん”って言いましたけど、すぐに訂正させられました」
「そうなの?」
「はい。なんか変な気分だからとか言ってましたけど・・・それが何か?」
「ううん」

桜子なら普通な感じがする。
美作さんも桜子を従えちゃうってなんだかすごいなぁ。
でも。
意外に桜子ってば、尽くす方だもんね。

「先輩。それってお顔に出来たクマが原因だったりします?」
「ちっ違うわよ!!」
「まんざらでもないご様子ですね」

桜子がくすくすと笑う。
そんなにあたしってわかりやすいのかな?
ほら、桜子の一喜一憂に廻りの視線が痛い。

「どうしたんですか」
「やっぱり名前で呼び合うって相手は嬉しいんだよね?」
「彼氏ならそうでしょう」
「だよね・・・」
「ていうか先輩たちって随分前から名前で呼び合ってらっしゃるじゃありませんか」
「うん。だから今更なんだけどさ」

名前で呼ぶことにようやく抵抗がなくなった今。
今更だけど、嬉しいのかなぁって思うんだ。

「慣れが怖いってことですか?」
「まぁ、そんなとこかな?!それと会社でボロが出たりしないかとか・・・」
「その辺は道明寺さんも考えてらっしゃるだろうから無駄な悩みだと思います」
「やっぱり!?」
「ええ。ベッドでもどこでも道明寺さんに甘えてらっしゃればいいんですよ」
「ちょっ///桜子!!!」

しれっと爆弾発言。
それが桜子なんだけど・・・。
顔を見合わせてふたりして笑いあう。

「何を今更カマトトぶってるんですか(苦笑)」
「別に///」
「すべてにおいて極上の男性が彼氏なんです。自信を持ってください」
「そうだね。それはアンタもじゃない?」
「もちろんです。あんな人を逃したら次はありません」
「ふたりして彼氏自慢ってイタイね」

「誰自慢って!?」

噂をすれば・・・
司と美作さん。
カツカツと革靴特有の音をならして闊歩。
お店の中も一気に視線が集中する。
そりゃ日本のTOP企業のジュニアが2人、肩を並べて入ってくればおのずと視線は集まる。
彼らのオーラや容姿が半端なくハイグレードだからに他ならないのだけど。
あたしと桜子のお互い隣の空いている席を勧めていつもの飲み物をオーダーする。
桜子は美作さんのためのアールグレイを、あたしは司のためのブルマンを。

「お互いの彼氏自慢ですよ、道明寺さん」
「ちょ、桜子!?」

そんなことを言ったもんだから司はもちろんのこと美作さんまでもが嬉しそうだ。
端に寄せていた灰皿を自分の方に寄せて司がタバコに手を伸ばした。
普通にタバコに火を付けるだけなのに・・・その仕草に見惚れる。
きっと他の席に座っているお客さんの視線をも掻っ攫う勢いだ。
そういう男なんだよね、司って。

「まぁ、相手は俺らだから仕方ねぇだろ(苦笑)」
「なんかその通りだからムカツク」
「牧野、そんなん昔からわかりきってるだろうに・・・」
「そうですよ、先輩。今更です」
「ほんとアンタたちって昔から自意識過剰」

自意識過剰って言っても、その通りだから仕方ないんだけどさ。
ハイグレードの男や親友を持つ身にもなってみて?
1本タバコを吸い終えた司が問いかける。

「それはそうとおまえら、夜はどうするつもりだったんだ?」
「司も美作さんも仕事だって言ってたから桜子と過ごすつもりしてた」
「なら買い物でもした後、メシ行こうぜ」
「4人?」
「いや。後で総二郎たちも合流する」
「店のチョイスは俺に任せて」

そして伝票を持って司が席を立つ。
続いて美作さんも。
お互い、差し出された彼氏の手に自分の手を合わせた。

「ありがと司」
「ありがとうございます、あきら」

周りの視線に負けじとひと言言ってその場を後にした。
司も美作さんも嬉しそうだったのは言うまでもない。




=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
本当なら連休中にUPするつもりだったのですが、
思いのほか、他のものを立て続けにUPしたので
遅くなってしまいました。
私の中の桜子ちゃんは実は尽くす子。
敢えて言うなら気心しれたメンバーのみですが。
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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