FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
陽だまりの彼女_1
「青山、今日って時間あるかな」
「あるけど、どした?」
「別に・・・たまにはどうかなって思って」

道明寺HDに入社して1年が過ぎた。
同期にも恵まれて仕事が楽しいと思える余裕が出てきた俺。
今日は金曜日だし定時上がりにして、同期の青山とふたり飲み。
最近、通ってる創作居酒屋に腰を落ち着けた。

「「お疲れさん」」

ビールを頼み、グラスをカチンと合わせて労う。
適当に料理を頼み、仕事の話は抜きにして話し始めた。

「なぁ・・・」
「何」
「牧野のことなんだけどさ」
「とうとう告白する気になったか?」

牧野とは入社式で出会い、仲良くなった。
人によって媚を売ったり顔色を変えたりすることなど一切しない彼女に惹かれた。
仕事も熱心で頼りになると周りからも好評。
いつのまにか俺の心に牧野が写るようになった。
目でも牧野を追ってしまう。

「片思いして1年か?」
「それくらいかな・・・」
「気持ちが抑えられなくなる時期だな」
「青山はいいよ、緒方がいるんだし」
「まぁ・・・それより牧野といっしょに仕事してみてどうだった?」
「牧野さ、隙がないっつーの?いろんな角度から物事を見れるからすっげぇ勉強になった」
「ちげーよ、そこじゃなくていっしょにいてどうだった?」
「ああ・・・すげー嬉しかったしずっと隣に立っていたいって思った」
「じゃ、白石の気持ちはホンモノだ」

青山のその言葉を聞いて、頼んだビールをグイッと飲み干した。
あやふやな気持ちじゃない。
牧野には彼氏がいないのもリサーチ済み。
だから俺は気持ちを抑えられないんだ。

「牧野に告ってみるか、この際」
「いや・・でもさ」
「ずっと声に出さなきゃ前には進めないんだぜ?」
「それはそうなんだけどさ・・・」

イマイチ踏ん切りがつかない。
今の状況を壊したくない俺と壊したい俺がいる。
上手くいけばいいけど・・・もしダメだったら?
そのことの方がダメージが大きい。

「俺さ、自分に自信がないんだよな」
「自信?」
「そう・・・例えだけど、副社長って発してるオーラっての?自信に満ち溢れてるじゃん」
「あの人は別格だろ?」
「同い年でもさ半端ないじゃん。世間渡り歩いてる差なのかもしんないけど」
「言いたいことはなんとなくわかるかも」
「だろう?何つーか、仕事といっしょに例えるならさ、「責任は俺が取るから好きなようにしろ」みたいなさ」
「懐の大きさってやつか・・・」
「そう」

実際。
副社長と同い年と言ってもひとくくりになんてできない。
きっと小さい頃から親に反抗することなどなく、一生懸命努力してたに違いない。
入社式で実物の副社長を初めて見たとき、言葉が出なかった。
年だけが同じであとは全然ちがうんだって認識させられた。
あの容姿も、頭脳も、口にするひとことひとことが全てが抜きん出てる・・・。
俺なんて、世間一般の反抗期もあったし勉強なんて普通にしかしてこなかった。
だから道明寺HDの入社試験を受けると決めたときは本当に自分で思った以上に勉強した。
そして牧野と知り合えた。

「でもさ、牧野だって白石のことちゃんと見てると思うけどな」
「そうかな・・・」
「自信持てって、な?」
「ああ。じゃ・・・告白しようかな」
「そうしろ。万が一、ダメだったら俺が慰めてやるから」
「サンキュ」
「なら膳は急げだ」

俺は牧野に繋がる番号をコールする。
牧野のアドレスはごく限られたヤツしか知らないらしい。
それが俺にとっては嬉しかったりするんだ。
なんか特別みたいでさ。
5コール目くらいで牧野に繋がった。
まだ会社に居たらしい彼女。
慌てることなく出てきてほしいことを伝えると、少し考えてわかったと頷いてくれた。




=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
白石くんと青山くんの掛け合い。
そして・・・笑いながら書いたのが、司のこと。
表面しか知りえない彼らの率直な意見(苦笑)
きっと赤札貼ったりとか・・・悪いことはしたことがないと思ってるに違いない。
優等生という言葉は副社長のためにあると思ってるかと(苦笑)
実際、司は今でも反抗期(笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015/11/23(月) 17:36:49 | | [編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する