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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
陽だまりの彼女_2
牧野に電話を掛けて・・・
俺は居酒屋の近くにある場所を指定した。
車が通る大通りにも面していて安全な場所。
そこから見る夜景もきれいだと結構評判になってる所。
俺はいつも以上に緊張してくる。
すると牧野がゆっくりと歩いてこちらに向かってくるのが見えた。
女性誌に載ってるようなファッションに身を包んだ牧野が輝いて見える。

「お疲れさま白石くん、青山くん」
「牧野もお疲れさん」
「それよりどうしたの?」
「白石が話あるみたいでさ、聞いてやって」
「うん、いいけど・・・」
「じゃ、俺は席外すから・・・」
「ごめん、青山くんも居てくれるかな」
「いや、俺が居たらマズいだろ」

俺の方を見た青山。
いいよって笑顔を向けて、深呼吸してから言葉を繋げた。
苦笑いをした青山が隣にいるだけで、パワーを貰ってる気がした。

「牧野、俺・・・」
「うん」
「俺、入社式で牧野と会ってから牧野のことが好きになったんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「チーム組んで仕事した時も牧野の良さを再確認した。だから俺と付き合ってほしい」
「ありがとう。でも、ごめんなさい」

牧野が頭を下げた。
えっと、ありがとうって言ってくれたよな。
でもごめんなさいって・・・
呆然としたままの俺は、その言葉を飲み込むのに結構な時間が掛かった。
その間に青山が場をもたらしてくれた。

「部外者が口挟んでごめんな」
「いいよ、青山くん」
「不躾だけど、牧野って付き合ってるヤツはいないよな」
「いないよ」
「なら白石のこと・・・」
「白石くんが正直な気持ちを話してくれたから、あたしも正直に言うね」
「うん」
「あたしね、ナイショにしてたけど最近結婚したんだ」
「えっ!?」
「訳あって、入籍だけ先にしたの」
「子供でもいるのか?」
「子供はいないよ。仕事はわがまま言って旧姓のまま働かせてもらってるんだ」

ニコリと微笑んだ牧野。
申し訳なさそうに牧野が言葉を続ける。
ふと牧野の左手の薬指に目がいった。
結婚したのなら、そこに指輪があるのが普通なのに・・・
彼女の指にはそれらしきものが挟まってないから牧野の言葉が信用出来ずにいた。
ようやく、頭が働きだした俺は青山の言葉に続けてしまった。

「でも牧野、指輪・・・」
「今、付けちゃうとお式のときに外さなきゃいけないじゃない。マリッジリングは外すものじゃないって言われて付けてないの」

そして右側の手に目がいった。
牧野の右手薬指には婚約指輪たるものが収まっていた。
すっごくセンスのいいもので光り輝いてる。
一粒の大きいダイヤじゃなく、ダイヤがいくつも連なっていて牧野にホントよく似合ってる。
牧野の指にしか合わないような、そんなデザイン。
言い換えれば、牧野にしか似合わないだろうデザイン。
夜の場所でもすごくきれいに輝いているところを見るとクオリティーも半端ないんだろう。
それに・・・
普通指輪をしていたら話題になるのに、牧野の場合人徳からの成せる技なのかそうはならなかった。

「そっか・・・どうしたってムリなんだ」
「うん」
「もっと早くに牧野と出会ってたら良かった」
「それでもムリ。彼とは高校からの付き合いだから」
「えっ!?そんなに長いの?」
「あたしが幸せにしたいと思えるのはアイツだけなんだ」
「会った事ないけど、牧野の相手って幸せだな」
「そう思ってもらえてたらいいんだけどね」
「悪かったな、呼び出して。駅まで送ろうか・・・」
「ううん平気。車だから」

あそこ・・・
牧野が指差したところには車がハザードランプを付けて停車していた。
ダンナだろうか、背の高いヤツが車に体を預けて立ってるのがわかる。

「それじゃ、あたしはこれで」
「ああ」
「10日くらいNY勤務だから・・・戻ってきたらいつも通り宜しくね」
「こちらこそ」

そう言って、牧野はその場をゆっくりと去った。
俺は牧野が車に乗り込むまでじっと目が離せないでいた。
ダンナのところまで辿り着いた牧野は、エスコートされて助手席に乗せられる。
左ハンドルの車だったようで、危ないからかもしれない。
そんなやり取りを目の当たりにして現実だと実感する。
それからゆっくりと車が走り去った。

「飲みにいくか、白石」
「おごりだよな」
「もちろんだ」

青山に肩を叩かれ、俺たちは来た道をもう一度戻ることになった。






=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
司のこだわり発揮です。
絶対に外させないってやつです。
きっとF4ってそういうところはこだわりそう(苦笑)
そして・・・
心配性なダンナは陰で待機(苦笑)
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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