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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
陽だまりの彼女_3
「おまたせ」
「遅せーぞ(苦笑)」

車の中で待っててって言ったのに・・・
どうしてコイツは人のいうことを聞かないんだろう。
あたしの姿を確認したのか、腰に手を回して助手席へとエスコートする。
あたしが座ったのを確認してから自分も運転席へと乗り込んだ。
エンジンを掛けて車がすっと動き出す。

「話は済んだか」
「うん」

そっと右手の薬指に嵌めたエンゲージリングを左手で撫でる。
イタリアで貰ったあの大きなダイヤが付いた指輪じゃない。
普段でも付けられるようなデザインがいいとわがままを言ったあたしのために司が選んでくれたもの。

「夜でもすごい輝いてるね」
「当たり前だろ」
「クオリティーが凄すぎて気後れしそう」
「慣れろ」
「慣れるか、バカ」
「そんなバカが好きなくせに(笑)」

このエンゲージリング。
ダイヤも最高級ランクのもので希少価値に値するものらしい。
デザインも司が考えたあたしに似合うもの。
あたしが何度も「普段付けれないようなデザインなんてあるだけもったいない」を連呼したもんだから、
それならばと考えを変えたらしかった。
身に付ける=もったいなくないと思ったみたい。

「やっと笑ったな」

赤信号で止まってるときに、あたしの顔をじっと見た。
ウソは吐けない。
別に吐くつもりもサラサラない。
だけど・・・
今日のことは隠しておきたい自分と言ってスッキリしたい自分がいた。
司はあたしが話しちゃったら何て思うだろう。








マンションのガレージに車を停めて、司が外に出る。
普通ならいっしょにあたしもドアを開けて出るけど、彼らの日常ではそうではないらしい。
助手席のドアは運転してる人間が開ける。

「ありがとう」

エスコートしてもらって車から降りた。
スマートにエスコートする司は手馴れたもの。
直通のEVにカードキーをかざして自分たちの部屋に向かった。
玄関に入るなり、司に抱きしめられた。

「ちょっと・・・苦しいってば」
「黙ってろ」
「もぉ・・・・」

文句を言ってるけれど、それが大層心地いいって思うのは好きな証拠だ。
この独特な香りも胸板もあたしが好きなもの。
何があっても手放したくないもの。
そして一番のあたしの安定材料。
やっとゆっくりと体が離れて司と目が合う。

「ただいま」
「おかえり(苦笑)」

珍しく司が「ただいま」なんて言うから、あたしも帰ったんだけど?って言おうとしたけど言うタイミングを逃した。
まぁ、今日ぐらい良いかと手を繋いで寝室に入る。
スーツの上着を無造作に放り投げて司がベッドに腰掛けた。
ネクタイを緩めながら問いかける。

「で?営業2課の白石に告られたウチの奥さんは何をそんなにしょげてんだ」
「しょげてなんか・・・」
「聞いてやるから、言え」
「俺様だなぁ・・・」
「そんなん、前からわかりきってるだろうが」

ベッドの端に腰掛けた司の前に立つあたし。
じっと見つめられると逃げられない。

「あたしのこと、ずっと好きだったんだって」
「へぇ・・・モノ好きもいるんだな」
「アンタもでしょーが。でもね、あたしはアンタが好き。だから、ごめんなさいしか言えなくて」
「それを気に病んでるんか?」
「うん・・・」
「おまえさ・・・優しさも時には凶器になんだぜ?」
「えっ?」
「こういうのはスパッとハッキリ言ってやる方が相手にとっちゃ良いんだよ」
「そうなのかな」
「含みのある言い方してみろ、もしかしたらって期待すんじゃねーの?」
「そっか・・・」
「わかったか、奥さん?」
「うん・・・」

司の手があたしの髪に触れる。
それを合図とばかりに、もう片方の手であたしを引き寄せた。
そしてさっきはしなかった口づけをする。
額に頬にそして唇に・・・。
自分の所有物のように優しく扱う。

「司・・・」

司は素早く自分の着てたカッターのボタンを外して服を脱いでいく。
そしてあたしの着ていた服に手を掛けた。
脱がされる行為もまた恥ずかしさが増す。
初めて見られるわけじゃないのに・・・司に見られてると思うと体が赤く火照る。
首筋から這わせられた口付けに翻弄されていく。

「そんなに良かったか?」
「ちが・・・っ」
「体は正直だかんな・・・」

中心を触られたときには既にビチャと音がするくらい濡れてた。
だから、司の長いしなやかな指が中に侵入してもそれを受け入れてる自分がいた。
それから抜き差しを繰り返していた司の指が抜かれ、一気に司自身に貫かれた。

「どうしたんだよ、今日」
「な・・にがよ・・」
「いつもと違ってすげー熱い、おまえん中」
「言わないで・・・ってば」
「イッちまいそう」

そう良いながら、司は腰を打ち付ける。
律動を繰り返して、最高潮に達した時にいっしょに果てた。


司が着ていたカッターを羽織ってベッドから出る。
キッチンに行って冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出してまた戻ってきた。
ベッドに座ってそれをひとくち飲んで、司に渡す。

「これ以上惚れるなよ(苦笑)」
「誰がよ」
「オ・マ・エ・が、オ・レ・に」

一語一句区切らなくていいつーの。
てか、何しても絵になるんだもん。
仕方ないじゃない。
司だけじゃない・・・類も、西門さんも、美作さんも、F4みんな。
神様は本当に不公平だ。

「ねぇ」
「何だ?」
「やっぱりマリッジリング・・・」
「却下」
「まだ何も言ってないじゃん」
「どうせ、仕事中は外しても良いかな?とかだろーが」
「・・・・・・」
「俺の寿命を縮めんじゃねーよ」
「自分は付けないくせに・・・」
「何か言ったか?」
「別に何も・・・」

そう言って、司の隣に体を滑り込ませる。
そして、司の腕を枕にして頭を乗せた。




「ずっと笑ってろよ、牧野」





遠のく意識の中で司の声が薄っすらと聞こえた。
あたしは彼の中ではちゃんと陽だまりの彼女になってるだろうか・・・。
その答えはきっと司だけにしかわからない。







=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
最後はやっぱりつかつくで締めたい!!!
このおはなしでは詳しく書かなかったのですが、
司のこだわりで先に入籍だけ済ませた状態がベースです。
式は後ほど近親者のみ、披露宴はNYで盛大にって感じでしょうか。
ちゃんとプロット考えて書きたいなと思います。
ちなみに白石くんは転勤にはなってないですよ~(苦笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=





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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2015/11/23(月) 21:07:12 | | [編集]
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2015/11/23(月) 22:25:54 | | [編集]
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