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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
マイガール_14
寝室で総二郎とふたり。
入院する前までは禅しか入ることがなかったのに・・・。
同じ場所でも、全然空気が違う。
きっと、総二郎に抱かれて心が満足したのかな。
暖かい。

「優紀、体平気か?」
「ん・・・大丈夫」

腕枕をしてもらいながら、じっと総二郎を見た。
細いのに、しっかりと付いた筋肉。
無駄のない体。
何もかもが極上の人。
今思うと、どうしてこの人の手を離してしまったんだろうって苛む。

「なんかさ、やっと落ち着いたって感じ」
「何、それ・・・」
「優紀と別れてから、失望感半端なかったからな」
「ウソ!?」
「ホント、ホント。一時は荒れたしな(苦笑)」
「3回ルールでも復活した?」

あっ。
失言しちゃった。
これはきっと私が踏み込んじゃいけない領域だ。
今更、言ってしまったことは取り消せない。
総二郎から視線を外してしまった。
そして俯き様に謝る。

「ごめんなさい」
「いいよ、気にするなって。まぁ多少は復活してた時期もあったな」
「そう・・・・・・・・」
「優紀じゃないのなら、女なら誰でも同じだったし」

もう片方の手で器用に私の伸びた髪を撫でる。
それがとても心地いい。
けれど、話す総二郎の表情が曇ってた。
悪いことしたみたいな表情。
そうさせているのは間違いなく私だ。

「けど、安心した」
「何が?」
「抱かれてなかったんだな・・・・誰にも」
「うん。そんな時間っていうか、他の人に目を向ける余裕なんてなかったもの」
「そっか・・・」
「嬉しい?」
「そりゃ嬉しいに決まってるだろ。聞くまでもねーよ」

他の人に目を向けているとしたら、知らないうちに比べてしまってると思う。
その人と総二郎を・・・。
そして総二郎を手放してしまった罪悪感が抜けないと思う。
総二郎は私を抱き寄せた。
そして子供にするように背中をポンポンと叩いた。

「じゃ・・・もう復活させないで」
「しねーよ。優紀がいるのにするわけねーって」
「私、意外と嫉妬深いから」
「知ってる(苦笑)それに頑固だもんな」

ふたりして笑いあう。
約束の印みたいに、私からそっと触れるだけのキスを総二郎の口唇に落とした。
キスの後。
総二郎の顔がとてもきれいで、何ともいえない表情だった。
それを見れるのが私だけだという現実がとてつもなく嬉しかった。

「安心ついでに、もう一度俺の愛を確認する?」
「しません///」
「なんだ残念ってウソウソ。病み上がりの優紀にあんまムリさせたくねーしな」
「ごめんなさい」
「謝んなって。無理強いさせるつもりなんて毛頭ねーから」
「うん」
「それに、離れてた分をこれからゆっくり取り戻すつもりだから覚悟しろよ」
「もう///」

総二郎の優しさが嬉しくて涙が出る。
ずっとひとりで突っ走ってきたから・・・
知らない間に肩肘張ってたんだろうな。
禅にパパは?って聞かれるたびに心に棘が刺さったようだったけど。
今は総二郎に守られてるって思えるもの。

「そうだ、明日にはここ引越しな」
「えっ!?」
「だから引越し。業者に全部やらせるから優紀は何も心配しなくていいぜ」
「急すぎない?」
「全然。邸じゃ、優紀が来るのを今か今かと待ちわびてる」
「本当にいいの?私と禅が行っても・・・」
「俺のためにも来てくれなきゃ困る」

頼ってしまっていいのかな。
甘えてしまっていいのかな。
1度頼っちゃうと、甘えちゃうと、もう禅とふたりでいたころの頑張ってた自分には戻れないよ。
嬉しい反面、心配もひとしお。

「心配しなくてもいいから」
「えっ・・・」
「顔に書いてある。もう離さないって言ったろ」
「うん」
「よし、久々にデートしようぜ。メシ食って、買い物行こう」
「えっと・・・いいの?」
「何が?」
「デートもだけど、禅のことも・・・」
「ああ、平気。今日のことは言ってあるから」
「ありがとう」
「なら支度しようぜ」

ようやく前に1歩踏み出せた気がする。










=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
あえてこの回はさらっと流させていただきました。
その方がいいかなと。。。
題して、「総ちゃんの3回ルール復活の時」を番外編として
書いてみたいなぁと思うのは私だけかな!?
てか、需要あるのかな・・・(苦笑)
きっとお読みになってる方々の想像と同じだと思いますが(笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2015/12/28(月) 20:52:48 | | [編集]
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